◆米大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦 ドジャース―ブルワーズ(15日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(32)が15日(日本時間16日)、0勝3敗で王手をかけられて迎えたナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦の本拠地・ブルワーズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、2打席目に、116打席ぶりのアーチとなる今ポストシーズン1号本塁打を放った。1―0とリードした2回2死一、二塁の2打席目に昨季途中までドジャースで同僚だった右腕のメイから3ランを放った。

 大谷が崖っぷちに立たされたポストシーズン8戦目で、ようやくアーチを描いた。1―0で迎えた2回2死一、二塁の2打席目。カウント1―1からの3球目だった。内角低めの95・1マイル(約153・0キロ)のカットボールを捉えると、打球速度113・1マイル(約182・0キロ)、飛距離428フィート(約130メートル)、打球角度34度の完璧な打球は右翼席に消えていった。圧巻の当たりに大谷は両手を挙げて喜び、三塁ベンチを見て絶叫。本拠地もあふれんばかりの歓声に包まれた。大谷のアーチは8月18日(同19日)の敵地・ロッキーズ戦で30号を放って以来、58日ぶりで、出場した試合では26試合、116打席ぶりだった。

 大谷にとってポストシーズン8試合目、30打席目でようやく出た1号。ドジャースにとっても待望の1号となった。ドジャースはブレーブスとの地区シリーズでマンシーが3本、フリーマンが2本を放つなど、4試合で8本塁打。一発攻勢で地区シリーズを突破した。

 だが、ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズでは貧打に泣き、第3戦までは本塁打なし。

同シリーズで本塁打が出たのは、大谷の一発が4試合目、29イニング目で初めてだった。

 メジャーの4戦先勝制のポストシーズンでは、過去に0勝3敗となった42例のうち、逆転突破したのは2004年レッドソックスの1度だけ。突破率は2・4%と厳しい状況に追い込まれている。大谷の一発がシリーズの流れを大きく変えることになるかもしれない。

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