阪神の佐藤輝明内野手が今オフ、ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す。

 現行ルールでは、ポスティングシステムを申請した場合(期限は11月1日~12月15日)、MLBが全30球団に通知した翌日から45日間、譲渡金を支払う意思のある球団と交渉ができる。

 一方で、今年12月1日に現行の労使協定が失効となる。現状ではサラリーキャップの導入など、オーナー側と選手会側の意見の隔たりが大きく、合意に達さずにロックアウト(選手を球団施設から締め出し、業務凍結する措置)に突入する可能性が高いと言われている。それではポスティングの交渉期間中にロックアウトに突入した場合はどうなるのか。

 2021年オフにポスティングを申請した広島の鈴木誠也外野手が、まさにその例にあたる。11月21日に全30球団に契約可能選手として通知。10日が経過した12月1日、労使協定の改定交渉がまとまらず、ロックアウトに突入したが、この時は“特例”として、交渉期間の期限も一時停止となった。

 その後、22年3月10日に労使交渉が合意に達して同11日からロックアウトが解除。同18日にカブスと5年総額8500万ドル(当時のレートで約101億円)で契約したと発表された。

 ロックアウトされた場合、いつ解除されるか不透明なため、交渉が宙ぶらりんとなる選手側の心境は落ち着かないもの。それを避けるために、現行の労使協定が失効するまでの11月中に交渉をまとめる選手も増えるかも知れない。

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