今季の学生3大駅伝第2戦、全日本大学駅伝(11月1日、名古屋市熱田神宮西門前~三重・伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前=8区間106・8キロ)の区間エントリー(1~8区と補欠5人)が29日正午に締め切られ、2年ぶり2度目の優勝を狙う国学院大の前田康弘監督(48)は、エースで主将の野中恒亨(ひろみち、4年)を補欠に登録したことを明かした。

 「野中は、どの区間でも走れるので、補欠に登録していますが、当日変更で勝負区間に投入します。

野中を軸に2度目の日本一を取りに行きます」と前田監督は意欲的に話した。

 国学院大は、学生3大駅伝開幕戦の出雲駅伝(10月12日、島根・出雲市)で16年ぶりに優勝した早大と58秒差の2位。3連覇を逃したが「負けて強し」の印象を残した。エースの野中は万全の体調ではなかったため、つなぎ区間の4区(6・2キロ)に回った。従来の区間新記録を6秒更新したが、区間賞は4秒差で早大のルーキー新妻遼己(はるき)に譲った。「野中は6~7割の体調でも区間2位なので、地力があります。その後、調子は戻ってきていますので、全日本大学駅伝は万全で臨めます」と前田監督はエース兼主将に全幅の信頼を寄せる。昨年の全日本大学駅伝では3区(11・9キロ)で5人ごぼう抜きの区間賞。今年の伊勢路でも快走が期待される。

 国学院大は現4年生世代の入学以降の直近3年の学生3大駅伝平均順位は2・5位でトップ(2位は駒大2・9位、3位は青学大3・6位)。抜群の安定感を誇る。今季も野中を軸に戦力が充実。

今年1月の箱根駅伝4区4位の辻原輝(ひかる、4年)、同5区4位の高石樹(2年)、野田顕臣(2年)らに加え、今年の出雲駅伝1区4位の浅野結太(3年)、同2区6位の鼻野木悠翔(3年)も主力級の選手に成長した。「チーム全体が万全で、名古屋に入ります」と前田監督は言葉に力を込めて話した。

 3日後に迫った全日本大学駅伝は、出雲駅伝で18年ぶりに優勝した早大、同2位の国学院大、同4位の順大、スピードランナーがそろう中大が優勝争いの軸になる。出雲駅伝では関東最下位の11位に終わった青学大は伊勢路で巻き返しを図る。前回大会覇者で全日本大学駅伝で最多の17回優勝の駒大、駅伝巧者の創価大、帝京大も流れに乗れば上位争い、あるいは優勝争いに加わる力がある。約2週間前の箱根駅伝予選会でトップ通過した東洋大、2位の中央学院大、3位の東海大など予選会組は疲労回復が鍵になる。

 国学院大の全日本大学駅伝登録メンバーは以下の通り。

 野中 恒亨(4年)

 辻原 輝 (4年)

 田中 愛睦(4年)

 吉田蔵之介(4年)

 浅野 結太(3年)

 飯国 新太(3年)

 尾熊 迅斗(3年)

 鼻野木悠翔(3年)

 塚本 瑞起(3年)

 高石 樹 (2年)

 和久井夏輝(2年)

 野田 顕臣(2年)

 古井 海成(2年)

 五十嵐新太(1年)

 山脇 一徹(1年)

 丸山 展 (1年)

 全日本大学駅伝は10月7日に選手16人を登録。その中から10月29日正午までに1~8区の選手と補欠5人を登録。レース当日の11月1日の午前6時10~30分に区間登録選手と補欠登録選手を交代できる。

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