◆プロボクシング ▽WBOアジアパシフィック・フライ級タイトルマッチ10回戦 〇王者・富岡浩介(判定)佐野篤希●(10月29日、東京・後楽園ホール)

 WBOアジアパシフィック・フライ級王者の富岡浩介(24)=RE:BOOT=が、挑戦者の同級3位・佐野篤希(23)=伴流=を3―0の判定で退け、2度目の防衛に成功した。

 サウスポー同士の世界ランカー対決。

富岡はジャブの差し合いで主導権を握ると、足を使って距離も支配。ジャッジの採点は2者が99―91、1者が98―92と大差で王者を支持した。

 無敗の佐野に完勝した富岡は「とりあえず2度目の防衛ができてホッとしている。ちょっとヒヤヒヤする場面や、練習してきたことが出なかったこともあるが、勝てたことはとりあえず良かった」と安堵(あんど)の表情。世界ランキングはWBO・IBF4位、WBA5位につけており「世界ランキング上位なので、世界にいけるように、いつチャンスが来てもいいように練習を頑張りたい」と意気込んだ。

 9月下旬、闘病していた母親が亡くなった。「母親はいつも応援に来てくれていた。(亡くなったのが)試合前のすごくきつい時で、オヤジも兄もサポートしてくれた。世界を取るということを母親にずっと言っていたので、ずっと負けても勝ってもやってきた。この先もくじけたり負けたりすると思うが、母親も上(天国)から見てくれていると思う。1個1個成長して、世界のベルトを見せられるように頑張っていきたい」。涙で震える声で言葉を絞り出し、天国の母親に世界王者となることを誓った。

 戦績は富岡が12勝(8KO)4敗1分け、佐野が9勝(4KO)1敗。

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