生活情報で和菓子の「すあま」を取り上げました。
電子レンジでできる「すあま」のレシピなど、紹介したところ・・・「すあま」に「名前が似ている」「食感が似ている」など、いろいろなお菓子に関するメッセージが届きました。

ということで、今回はそんなお菓子を食べてみました。

「すあま」のおさらい
・地域によって呼び名や作り方は様々あるが、関東地方でよく見られる「すあま」は、一般的には、ピンクや白の餅のお菓子。上新粉(うるち米)と砂糖を蒸して練り上げたもの。

・スーパーの和菓子コーナーなどでもよく並んでいるので、いつでも、おやつとして食べられますが、紅白の色合いなどから、出産や入学、成人などお祝いの場での縁起菓子として贈られたりもするそうです。

① 京都・大阪の伝統菓子「すはま」

”すあま”と”すはま”違いわかりますか?すあまを取り巻く日本...の画像はこちら >>

京都市のラジオネーム・ダイナさんから情報をいただいたのが、名前が一文字違いの「すはま」。
二人が試食した「すはま」を販売している「京菓子司 金谷正廣」さんに聞いてみました。

どんなお菓子?
▼炒った大豆の粉=すはま粉とお砂糖を水飴で練りあわせた伝統的な和菓子。

▼すはま粉→「炒りが浅く、粒子が非常に細かい」 きな粉→「大豆をしっかり煎ってから挽いたもの」

▼起源は、鎌倉時代頃。
きなこ(大豆の粉)+当時の甘味料を入れた「豆飴」というお菓子が起源と言われている。

▼江戸時代には3つの丸を合わせたような形の「州浜文様」という形でバカ売れしたそう。

▼よく食べられているのは、京都と大阪。日常的にも食べられるそうです。

食べてみると…
大豆の香ばしい風味が広がり、グラニュー糖をまとった姿はまるでおしゃれな「ニョッキ」のよう!「すあま」はうるち米ですが、「すはま」は大豆が主役。

名前は似ていても、全くの別物でした!

「京菓子司 金谷正廣」の「すはま」は税込780円で通販で購入しました。

② 鹿児島の「あくまき(灰汁巻)」

”すあま”と”すはま”違いわかりますか?すあまを取り巻く日本のお菓子特集

東京都のラジオネーム・えびたまさんから届いたのは、食感が似ているという鹿児島の郷土菓子「あくまき」。

二人が試食したのは鹿児島にある「有限会社 梅木商店」の「あくまき」
お電話で取材をしたら、なんと送ってくださいました!「梅木商店」さんに詳しく聞いてみると・・・

どんなお菓子?
▼もち米を木や竹を燃やした灰からとった灰汁(あく)に浸した後、そのもち米を孟宗竹(もうそうちく)の皮で包んで、灰汁水で数時間煮込んでつくられる。

▼主に鹿児島で食べられている(薩摩藩なので、一部宮崎・熊本なども含まれるが主に鹿児島)

▼現在は端午の節句に欠かせない郷土料理として定着。「男の子が強くたくましく育つように」との願いが込められています。ちなみに、よもぎ餅の時期が終わった4月頃から6月頃まではよく食べられるそうです。

歴史がすごい!
奈良時代に中国から伝来した「粽子」が、鹿児島(薩摩)において、同じ中国から伝わった孟宗竹を用い、独特な形をした大型の「あくまき」に変形したと考えられています。文禄・慶長の役で島津義弘しまづよしひろ公が考案したとされ、高い保存性と腹持ちの良さで兵士の士気を高めました。その後、西南戦争でも西郷隆盛ら薩摩藩士の活力源に。

驚きの食感
見た目は巨大なわらび餅のよう。食べると、これまでにない究極の「ムニュムニュ感」にびっくり!「すあま」よりさらに強力なモチモチ感。現時点のキングオブモチモチです!

「有限会社 梅木商店」の「あくまき」は3本セットで税込・送料込みで2980円で通販で購入できます。


すあまとすはまとあくまきの違い
*「すあま」は上新粉(うるち米を製粉したもの ※「うるち米」は、普段私たちが食べているお米)

*「あくまき」はもち米

*「すあま」より、もち米の「あくまき」に方がモチモチしてる?

いずれにせよ、2つとも全くの別物でした!


▼「すあま」をきっかけに、京都の「すはま」や鹿児島の「あくまき」など、関東ではあまり知られていないお菓子を知ることができました!教えてくれたリスナーさん、ありがとうございました。

”すあま”と”すはま”違いわかりますか?すあまを取り巻く日本のお菓子特集

TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)

編集部おすすめ