TBSラジオ『森本毅郎・スタンバイ!』毎週月曜日~金曜日 朝6時30分から放送中!
12月6日(火)放送後記
残念ながらサッカー日本代表は負けてしまいましたが、きのう夜12時に試合が始まって、延長・PK戦を含めて終わったのは午前2時40分過ぎ。2時間40分の激闘でした。
ワールドカップ、何を食べながら、何を飲みながら応援??
●「やっぱりビール。あと1回ピザを頼みました。ビールとピザの組み合わせが良いかなって思ってます。ビールごくごくいっちゃいます。見逃したくないのでトイレになかなか行けなかったりしますね。」
●「日本代表みてます。片手で食べられる一口サイズのピザとかお菓子(ドリトス)。」
●「白湯を飲んでます(笑)試合時間が遅かったり早かったりして、冷えるので。普段通りに白湯を飲み続けてます。」
白湯を飲みながら、というのはストイックですね。街の声を聞いた感じでは、みなさん試合に集中するために片手で食べられるものを用意している方が多かったです。そしてあとは飲み物。ビールやコーラが人気でした。
ワールドカップ観戦にピザ大人気!
やはりみなさん、ピザを食べながらワールドカップを観ている・・・。ということで、ピザ屋の売り上げはどうだったのか、ピザ屋に聞いてみました。ドミノ・ピザの柿内 宏史さんのお話です。
ドミノ・ピザ 柿内 宏史さん
「予想以上です。ドイツ戦があった23日は前週比で3・8倍でした。スペイン戦は深夜帯の試合開始だったということもあり、29時、朝の5時まで営業を延長しました。スポーツ観戦、特にその中でもサッカーは、テレビにかじりついてスリリングな時間を体験するもので、ドミノの歴史でもワールドカップは何度かありますが、これだけ反響をいただいたのは初めてです。」
ドミノ・ピザではオリンピックの時も忙しかったそうですが、ワールドカップはそれ以上。特に初戦のドイツ戦の日は休日でしたので、前週比3・8倍という数字になりました。なぜこんなにみなさんピザを注文しているのか、日本代表が勝ち進んでいたということはもちろんなんですが、コロナ禍でみなさん自宅で応援していたり、テイクアウトや出前が身近になっていたりで、ワールドカップとピザがうまくマッチしたとみられます。ちなみに、昨晩のクロアチア戦はどうだったのかというと、このピザ需要を受けて、ドミノ・ピザ全体の8割(769)の店舗で、営業時間を延長して、24時や25時まで営業していました。
日本代表の応援熱は水道にも影響?!
そして、街の声を聞いていてもうひとつ気になったのが、飲み物を飲みすぎて「お手洗いになかなかいけない」という声です。こういった方がけっこういて、調べてみると、こちらもワールドカップの影響が出ていました。東京都水道局 浄水課長の成田 岳人さんのお話です。
東京都水道局 浄水課長 成田 岳人さん
「水道局では、お客様が使っている水道水の量を日々チェックして運営しています。サッカーの試合の開始前に普段よりも少し使用量が増えます。試合開始とともに水の使用量が減少し、試合終了後に使用量が急増するという状況が起きています。サッカーは目が離せないので、終了後に一斉にトイレに行ったりお風呂に入ったりするというのが大きな特徴です。特に第2戦のコスタリカ戦はゴールデンタイム(夜7時~)だったので、普段との差が非常に大きかった。たくさんの人が観戦していたことがわかります。」
水道局には、リアルタイムで水道の使用量をチェックできるシステムがありまして、ワールドカップやオリンピックなど多くの方に注目されているテレビ番組が放映される際には水道の使用量が普段と異なる動きをするため、特に注意しているそうです。今回のワールドカップは試合の時間帯が様々でしたが、試合前と試合後に多くの人がトイレに行ったりお風呂に入ったり、そうした生活環境が見えてきました。