シフォンテク「頭の良い選手に勝てたんだから誇りに思う」

現地3月15日、「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/WTA1000)シングルス4回戦が行われ、第3シードのイガ・シフォンテク(ポーランド/世界ランク4位)は、第15シードのアンゲリーク・ケルバー(ドイツ/同16位)と対戦。4-6、6-2、6-3で下し、3試合連続で逆転勝利を収めて、ベスト8入りを決めた。


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昨年に続いて2度目の出場となったシフォンテク。シード勢は2回戦からの登場で、初戦ではアンヘリーナ・カリニナ(ウクライナ/同50位)を5-7、6-0、6-1で、3回戦では第29シードのクララ・タウソン(デンマーク/同40位)を6(3)-7、6-2、6-1と逆転で下している。

この日の試合、第1セットで3度のブレークを許し、4-6で落としたシフォンテク。それでも持ち前の攻撃的なプレーを軸に、ケルバーを先に動かしてラリーの主導権を取りに行く。

すると、第2セットではケルバーの4度のサービスゲームをすべてブレーク。6-2でセットを奪い返すと、最終セットでは第5ゲームで先にリードを許すもすぐさまブレークバックし、流れを手放さず。第8ゲームでもサービスゲームを破り、逆転勝利を飾った。

試合後、シフォンテクは「正直なところ、もっと攻撃的にするのか、もっと我慢強くプレーすべきなのかわからなかった。でも、第2、最終セットではそれが見つけられたわ」と振り返った。

また、「アンジー(ケルバー)のプレーは、練習で一緒にプレーした時や予想していたものとは大きく違っていた。練習ではあんなに高い弾道のボールは打ってこなかったわ。彼女は自分の経験を生かして、だまそうとしているように思った。
私にとっては新しい経験で、あれだけ長い間ツアーに参加している選手は少なく、多くの選手から得られるものではない。あんなに頭の良い選手に勝てたんだから、自分でも誇りに思う」と、素晴らしい相手に勝つことができて良かったと語った。

準々決勝では、全豪オープンでベスト4入りしている第25シードのマディソン・キーズ(アメリカ/同29位)と対戦。昨年のクレーコート・シーズンのWTA1000ローマ大会で対戦し、勝利しているが「フラット系で速いプレーができる一方で、素晴らしいサーブを持っている。経験豊富な選手との対戦となり、すべてを準備しなければならない」と警戒した。
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