トップ画像は、呉線安芸川尻駅。シックな木造駅舎、屋根瓦の一部が新しく葺き替えられています。
この駅では次の列車まで93分間、冷房の無い待合室で過ごしました。この日も最高気温はほぼ36℃とファンキーな晩夏でした。郵便ポストと電話ボックスのコンビも暑そう・・・。
安芸川尻駅は、1935年(昭和10年)開業。1963年(昭和38年)貨物取扱廃止。
この駅と仁方駅辺りが中国山地を行く山陽本線と最も離れています。約30kmくらい北に行けば山陽本線八本松駅です。その中間を山陽新幹線がトンネルで走り抜けています。
青春18きっぷでも山陽本線なら三原駅から海田市駅まで64分。瀬戸内海の景色を楽しみながら呉線で行くと2時間18分と倍以上の時間がかかります。山陽新幹線なら三原~広島間は、わずか18分です。
昭和10年(1935年)に建造された駅舎ですが丁寧に改修されているので古さは感じられません。
余談です。待合室で剰りに暑かったので上の写真の右にチラッと写っているヤマザキマークのパン屋さんにアイスクリームを買いに行きました。
国道185号線に続く駅前の道から。
それでも汗を拭きながら「日本一短いトンネル」川尻トンネル(8.7m)を見に行きました。八ッ場ダムで吾妻線が新ルートに切り替わる前は樽沢トンネル(7.2m)が最短でした。
跨線橋の様にも見えますが、川尻トンネルです。
川尻トンネルの上から駅舎。架線がウルサイですね。
駅の横から駅舎とホームへの跨線橋。
※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。
(写真・文章/住田至朗)