フルミネンセでゴールを量産したカノ photo/Getty Images
アルゼンチンFW陣の層の厚さを感じさせる
パルメイラスの優勝で幕を閉じた今年のブラジル国内リーグ。リーグの得点ランキングを見てみると、得点王にはアルゼンチンのベテランストライカーが輝いた。
フルミネンセでプレイする34歳のヘルマン・カノだ。
今年のカノはすべての大会で制御不能な状態にあり、すべて合わせると68試合で44ゴールも奪っている。国内リーグでは2位のペドロ・ラウールに7点差をつけての得点王となっており、カノにとっては非常に充実したシーズンだった。
だが、カノはアルゼンチンのA代表でプレイした経験がない。さすがはアルゼンチンの選手層と言うべきか、カノの名前は今年のワールドカップ・カタール大会のリストにも入っていない。
カノはアルゼンチンのラヌースのアカデミーから出てきた選手だが、これまで欧州でプレイしたことがない。コロンビア、パラグアイ、メキシコ、そして2020年からはブラジル国内リーグでのプレイを開始しており、主に南米を中心に結果を残してきた。ブラジル国内リーグも決してレベルが低いコンペティションではないため、34歳での得点王は見事だ。
また、得点ランク3位には同じくアルゼンチン人FWのジョナタン・カレリ(サンパウロ)が入っている。カレリは2016年に代表デビューした29歳のアタッカーだが、アルゼンチン代表通算3試合の出場に留まっている。やはり欧州トップクラブで結果を残さなければアルゼンチン代表に入るのは難しいということか。
今回のカタール大会ではリオネル・メッシを中心にラウタロ・マルティネス、パウロ・ディバラ、ホアキン・コレア、ニコラス・ゴンサレス、フリアン・アルバレスらがセンターフォワード候補としてメンバーに入っており、いずれも欧州で活躍している選手だ。
欧州でプレイしていない者の中にも良いストライカーがいるところは、アルゼンチンのFW大国ぶりを感じさせる。代表とは縁がないかもしれないが、カノやカレリもトップレベルのアタッカーと言えそうだ。

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