自転車旅の模様はSNSでも発信されている photo/ミゲル・シリオさんのInstagramより
まだアルゼンチン戦のチケットを入手できていないようだが……
2026W杯へ長い旅を続けてきたのは選手たちだけではない。サッカーを愛するサポーターの中にも、長い旅を経てアメリカへ辿り着いた者たちがいる。
アルゼンチンからアメリカまで自転車で向かうという仰天旅行にチャレンジしたのは、56歳のミゲル・シリオさん、49歳のヤマンドゥ・マルティネスさん、29歳のビセンテ・コンクリーニさんの3人だ。このうちミゲルさんは以前から自転車を趣味としていたようで、2018年のロシアW杯にも自転車で参戦。続く2022年もカタールまで自転車で向かっている。しかし他の2人は旅の直前に自転車を買う完全な初心者だったのだとか。
『The Guam Daily Post』によると、ビセンテさんは「僕たちはプロのサイクリストのようなトレーニングはしていない。ただ旅行とサッカーが好きなだけだ」と語る。
3人は5月にアメリカ入りしたそうだが、経由してきた国は15に達する。ルートはアルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ボリビア、ペルー、エクアドル、コロンビアを経由し、パナマ、コスタリカ、ニカラグア、ホンジュラス、エルサルバドル、グアテマラ、ベリーズ、メキシコ、そしてアメリカ入りだ。
だいたい毎日午前6時に起床し、90kmから多い日は150kmほど走ってきた。ビセンテさんとヤマンドゥさんはW杯の生観戦は初めてらしく、今大会が特別な思い出となるのは間違いない。何より前回王者アルゼンチン代表でFWリオネル・メッシがW杯を戦うのは今回が最後となる可能性が高く、アルゼンチン出身の3人にとっても特別な大会だ。
ビセンテさんも「アルゼンチンにおいてサッカーはアイデンティティの一部だ。メッシにとって最後のW杯になるかもしれないし、見逃すわけにはいかなかったんだ」と語っている。
ただ、問題もある。アメリカに着いたはいいものの、何とアルゼンチン戦のチケット入手に失敗したという。ミゲルさんは「試合当日には入場できると信じている」と楽観的だが、果たして観戦できるだろうか。

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