優れた鉄道旅行を表彰する2025年度の「鉄旅オブザイヤー」の表彰式が、2026年4月15日に鉄道博物館(さいたま市大宮区)で開催されました。
【画像】えっ・・! これが「DMV」の鉄道⇔バスのモードチェンジの様子です
応募総数89商品の中からグランプリに選ばれたのが、クラブツーリズムが催行したツアー「道路と路線をそのまま走れる『世界初の営業運転DMV』にも乗車!瀬戸内海・太平洋・四万十川の絶景8つのローカル列車で四国ぐるり一周3日間」です。
「鉄旅オブザイヤー」は、鉄道旅行や国内旅行の利用促進を図るためのアワードで、今回が15回目。企画力やオリジナリティ、乗車する列車や路線の魅力度、コストパフォーマンスなどが審査された上でグランプリが決定します。鉄道ファンだけでなく、とりたてて鉄道好きではない人にとっても魅力的か審査されます。
表彰式当日の投票でグランプリに選ばれたツアー「道路と路線をそのまま走れる『世界初の営業運転DMV』は、2025年4月から11月まで11本が設定(催行率100%)。発地は福岡・山口・広島で、平均価格帯は7万7900~7万9900円。集客351人、売上2841万円という実績でした。
このツアーでは、2021年12月に世界で初めて営業運行を始めた阿佐海岸鉄道の「DMV(デュアル・モード・ビークル)」や、JR四国の0系新幹線を模した「ホビートレイン」、土佐くろしお鉄道のオープンデッキ車両「やたろう号」といった、超個性的な車両に乗車することができました。
「DMV」とは、線路と道路の両方を走行できる、マイクロバスをベースにした乗り物です。
DMV「モードチェンジ見学」も実現また高知市内のはりまや橋交差点で、路面電車が平面交差する非常に珍しい「ダイヤモンドクロッシング」を見学することが可能でした。
2025年度の「鉄旅オブザイヤー」表彰式の様子(画像:乗りものニュース編集部撮影)
ツアーの発端は「ローカル線には潜在的な魅力がたくさんあることを伝えたい。そのためにもっと面白い素材を入れてツアーを企画したい」(クラブツーリズム・山野井眞史さん)という思いだったとのこと。
実際に阿佐海岸鉄道やとさでん交通へ出張し、現地鉄道会社との関係を構築したそうです。DMVの乗車体験だけではなく、滅多に見ることができない鉄道とバスのモードチェンジ見学も実現し、ツアー参加者から好評を博したといいます。
「DMV」の定員は最大18人程度のため、42人募集のツアーで乗車体験の行程を入れるのは難しく、参加者を3班に分け、臨時便を含めた上下線の3列車に交替で乗車してもらうことで実現させています。
JR四国の「ホビートレイン」乗車の際には、鉄道にツアーバスを並走させて移動時の足かせになる荷物の運搬を解決し、参加者を身軽にするなど、旅行企画のプロならではの配慮もありました。
鉄道博物館で開催された表彰式には、ツアーに関わったクラブツーリズムの山野井眞史さん、福原聡一さんのほか、阿佐海岸鉄道の大谷尚義さん、JR四国の上段貴司さんも駆け付け、南館で記念撮影会が行われました。

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