ロシアンブルーは凶暴な猫!?オス・メスの性格の違いやしつけ方は?

ブルーの被毛にグリーンの瞳で神秘的な出で立ちのロシアンブルー。

その美しい姿や特徴的な性格から「ロシアンブルーを飼うと他の猫を飼えなくなる」と言われるほど多くの人の心を掴んでいます。

しかし、ロシアンブルーは警戒心が強く「凶暴化する」なんて怖い噂も見かけますよね…。

そこで今回は、ロシアンブルー特有の性格やしつけ方について詳しくまとめてみました!

家族に迎え入れようとしているなら、ぜひ参考にしてくださいね♪

ほんとに凶暴?ロシアンブルーの性格や特徴は主にこの5つ!

ロシア原産で美しいブルーの被毛からその名がついたロシアンブルーですが、気品のある姿からわがままなイメージを持たれているのではないでしょうか?

また、巷には「凶暴で言うことを聞かない」なんて噂もあるようですが、基本の性格は次の通りだと言われています。

  • 飼い主に忠実
  • 警戒心が強く人見知り
  • 頑固で神経質
  • かなり大人しい
  • 運動好きでよく動く

ロシアンブルーの性格①:飼い主に忠実

ロシアンブルーは知能が高く、飼い主の言うことやしつけをきちんと守ります。そのため「犬のような性格の猫」とも言われており、ロシアの貴族から愛されていました。

トイレの場所や爪研ぎも一度しつけてしまえばすぐに覚えるため、初心者でも飼いやすい猫だと言えるでしょう。

また、人の心情に寄り添うのも得意とされており、その場の空気や飼い主の気持ちを察知することにも長けています。

ロシアンブルーの性格②:警戒心が強く人見知り

ロシアンブルーは臆病で警戒心が強く、とても人見知りです。そのため、他の猫種よりも飼い主に懐くまで時間がかかります。

環境に慣れてしまえば飼い主だけに甘えてきてくれますが、家庭に迎えてすぐにベタベタと構うとストレスになってしまうので注意しましょう。

飼い始めはなるべくストレスを感じさせないよう、構いすぎず徐々に距離を縮めていけるよう配慮をしてあげてくださいね!

ロシアンブルーの性格③:頑固で神経質

ロシアンブルーには警戒心が強いだけではなく、頑固で神経質な子も多いと言われています。

例えば、知らない人が家に来ると、ストレスから一時的にお腹を壊したり体調に支障が出るようです。しつこくすると、威嚇したり猫パンチで攻撃をしてくることも…。

このような神経質な一面が、ロシアンブルーは凶暴だと言われるようになった理由だと考えられています。

また、ロシアンブルーは嫌なものを頑なに拒否する頑固な一面もあるので、子猫のうちからブラッシング、シャンプー、爪切りなどに慣れさせておかなければなりません。

頭が良く覚えも早いのですが、子猫の段階でしつけを怠ると成猫になってから苦労するので注意してくださいね!

ロシアンブルーの性格④:かなり大人しい!

ロシアンブルーは、その大人しい性格から別名「ボイスレスキャット」とも呼ばれています。

子猫の頃は鳴くことも多いのですが、成猫になるにつれてだんだんと大人しくなっていきます。

成猫になるとほとんど鳴かず、鳴き声もとても静かなので集合住宅でも飼いやすい猫種です。

ロシアンブルーの性格⑤:運動好き!

ロシアンブルーは、繊細な性格をしている一方、とても活発で運動が大好きです!

ロシアンブルーと言えば、フォーリンタイプと呼ばれる細身で筋肉質な体型が特徴的ですが、しっかりと運動をさせてあげなくてはその体型を維持することはできません。

また、運動不足が続いてしまうとストレスも溜まってしまいます。散歩は不要ですが、キャットタワーを設置したりおもちゃで遊ぶなど、体を動かす機会を作ってあげましょう!

ロシアンブルーは性別で性格が変わる?オスとメスでどう違うの?

まずはロシアンブルーの代表的な性格を紹介しましたが、オス・メスで性格に違いは出るのでしょうか?それぞれの特徴をチェックしておきましょう!

ロシアンブルーのオスは活発で従順な性格!

ロシアンブルーのオスは、メスよりも飼い主に懐きやすく従順な子が多いと言われています。メスの行動範囲が狭いのに対し、好奇心が旺盛で遊ぶときの行動範囲が広いのも特徴です!

また、オスの方が飼い主にべったりで甘えん坊。一度心を許した飼い主さんには、足元にくっついて離れないほどです。

愛情表現がストレートなので、猫とたくさん遊びたいならロシアンブルーのオスを飼うといいでしょう!

ロシアンブルーのメスはツンデレな性格!

ロシアンブルーのメスは、オスに比べて臆病で感情表現が控えめな子が多いとされています。

神経質な面もメスの方が強いので、知らない人が来たら逃げたり、威嚇したりする行動もメスに多く見られます。

行動範囲が狭くオスよりも大人しいのですが、とても気まぐれなのでずっとどこかに隠れてたかと思えば、突然出てきて構ってアピールをすることもしばしば…。

このようにメスの方がツンデレで困った行動をとることが多いですが、そんな一面が好きであえてメスを飼っているという飼い主さんもたくさんいるようです♪

ロシアンブルーは避妊・去勢後に性格が変わる!

ロシアンブルーのオスは活発でよく遊ぶのが特徴ですが、去勢手術をしたあとには野性味が薄れて性格が丸くなります。

去勢前に比べておもちゃで遊んだりといったことは減りますが、その反面今までよりも更に飼い主さんに対して甘えるようになるでしょう。

一方、メスの場合は避妊手術前はあまり懐いてくれないことが多く、苦労する場面もあるかもしれません。避妊を行うことによって、今までより穏やかな性格になります。

また、あまり鳴かないと言われるロシアンブルーであっても、発情期になれば性別に関わらずよく鳴くようになります。

集合住宅に暮らしている場合は、その点も考慮して手術すべきかを検討してくださいね!

子猫の時のロシアンブルーは警戒心がやや強めな性格!

ロシアンブルーの子猫は、先ほど紹介した基本的な性格とほとんど変わりはありません。ただ、飼い主さんとの生活に慣れていない分、警戒心が強い傾向にあります。

そのため、コミュニケーションを取ろうとしても、すぐどこかに隠れてなかなか出てこない…なんてこともあるでしょう。

ですから、新たに迎え入れる際には、ロシアンブルーが隠れた先でも落ち着ける空間を作り、少しでもストレスを減らしてあげることが大切です!

例えば、猫が自分一人でくつろげるケージや寝床を作ったりすると良いでしょう。それから、餌を手であげてみたりして徐々に距離を縮めていきます。

また、しつこくするとさらに警戒されてしまうので、いきなり抱っこやブラッシングをするのはやめましょう。最初のうちは手の匂いを嗅がせて、撫でることから始めてくださいね!

ロシアンブルーの性格に合ったしつけ方はどうすればいいの?

知能が高くてしつけやすいと言われるロシアンブルーですが、警戒心が強い子猫のうちはしつけどころかコミュニケーションを取ることで手一杯ですよね…。

しかし、子猫のうちにきちんとしつけておかないと成猫になってから大変なことになってしまいます!そこで、しつけの時期やポイントをまとめてみました。

ロシアンブルーのしつけポイント3つ
  • しつけを始めるのは子猫との信頼関係ができてから
  • しつけの仕方は「怒らず、静かに」がポイント!
  • 凶暴にさせないためには「噛み癖」のしつけが最も重要!

1. しつけを始めるのは子猫との信頼関係ができてから

性格の部分でも触れましたが、ロシアンブルーは神経質で頑固なところがあるため、子猫の頃からしつけをすることが重要です。

しかし、まだ打ち解けていない段階でしつけを始めてしまうと、かえって警戒心を強めてしまうことになるので、飼い主さんに懐いてからしつけを始めましょう。

どれくらいで懐くかは個体差もありますが、撫でられたりおもちゃで遊んだりして、コミュニケーションを嫌がらないようになったら始めてみてくださいね!

2. 「怒らず、静かに」がしつけのポイント!

警戒心が高く神経質なロシアンブルーは大声や大きな物音を嫌います。しつけどころか逆効果でトラウマになってしまったり、飼い主を威嚇して関係が悪化してしまうことも…。

ですので、しつけをするときには大きな声を出さないことがポイントです!

粗相をしてしまったときも「コラ!」と怒鳴るのではなく、普段と声の大きさを変えずに静かに伝えてあげましょう。

粗相をした後に毎回トイレに連れていき、トイレの場所を覚えさせることも重要です。

また、悪さをしたときの対処法として最も効果的なのは無視することです。特にうるさい音が苦手なロシアンブルーのしつけには、下手に構わずに無視することがとても役立ちますよ!

3. 凶暴にさせないためには「噛み癖」のしつけが最も重要!

凶暴とも言われているロシアンブルーを大人しい成猫にさせるためには、噛み癖をつけないようにする必要があります。

先住猫がいる家庭では、他の猫とじゃれあうことで噛む強さを覚えていくのでしつけの苦労も少ないです。しかし、1匹で飼ってる場合には噛み癖のしつけがとても重要になります。

子猫のうちの甘噛み程度なので許せますが、しつけをせずに成猫になると、噛まれて痛い!だけでは済まなくなるかもしれません。

噛み癖のしつけを行うときも同様に、静かなトーンで叱ることが大切です。

遊んでいるときなどに噛み付いてきたら「痛い」と伝え、そのまま遊ぶのをやめてその場から立ち去ってしまいましょう。

噛み付くと遊んでもらえなくなるということを学習して、噛み癖も治っていきます。

また、手やおもちゃに直接噴射する噛み癖防止用のスプレーも効果的です!猫の体には害のない苦味成分が入っているので、まずい味を覚えて噛まないようになりますよ!

ロシアンブルーを飼うのに向いてる人はこんな人!

これまでロシアンブルーについて紹介してきましたが、他の猫よりも少し特徴的な性格をしているロシアンブルーを飼うには次のような人が向いているでしょう。

  • 集合住宅で暮らしている人
  • 単身や小さい子供のいない家庭
  • ツンデレ好き
  • しつけの時間をしっかり取れる人

普段から鳴くことの少ないロシアンブルーは集合住宅で暮らす人におすすめです!

大人しいだけでなく、他の猫に比べると生活範囲も狭く、換毛期の抜け毛も少ないので1Rタイプの部屋でも十分生活することができます。

その反面、ロシアンブルーは騒がしい環境が苦手なので、小さなお子さんがいる家庭にはあまり向いていません。どちらかというと一人暮らしで静かな環境の方が適しています。

そして、なんと言ってもツンデレ好きの人にぴったりです!つんけんとした態度を取ることも多いですが、その分甘えるタイムになったときのギャップがたまりません♪

ただし!子猫のうちからしつけをすることが大切なので、しつけの時間を取れる人でないと飼うのは難しいでしょう。

猫のためにしっかり時間をとってあげられる飼い主さんなら、少し気難しいロシアンブルーとも幸せに暮らすことができますよ!

まとめ

凶暴だと思われがちのロシアンブルーですが、実際に飼ってみるとイメージとは程遠いほど大人しく様々な魅力に触れることができます!

飼い始めはなかなか懐いてもらえずに苦労することがあるかもしれません。

しかし、それも長い間一緒に過ごすことによってだんだんと飼い主大好きな可愛い猫ちゃんに変わっていきます。

少々人見知りで慣れるまでに時間がかかりますが、生活環境や接し方、しつけ次第で最高のパートナーになりますよ♪

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