中国・甘粛省隴南市で7日、国有林場の森林整備作業に向かっていた作業員33人が土砂崩れに巻き込まれ、21人が死亡した。中国メディアの界面新聞が9日に伝えた。

記事によると、事故は同日午前6時56分ごろに発生。作業員33人は森林整備作業のため徒歩で現場へ向かっていたところ、突然発生した土砂崩れに巻き込まれた。地元政府によると、33人全員が救助されたが、21人が死亡、7人が軽傷を負った。5人は無事だった。

犠牲者はいずれも近隣の村の住民で、国有林場から委託を受けた業者に日当120元(約2800円)で雇われた臨時作業員だった。年齢は50代が多く、女性も含まれていた。近隣の村では若者の多くが都市部へ出稼ぎに出ているため、こうした森林整備の臨時作業には中高年が多く従事していたという。

事故前日の6日には、隴南市気象台が雷雨や突風、短時間の強い雨、ひょうを伴う強対流気象への警報を発表していた。詳しい事故原因については現在も調査が続けられている。

中国ではこのところ高齢者が多数犠牲になる事故が相次いでいる。香港メディアの香港01は先日、中高年労働者が多数犠牲となる事故の背景には、厳しい生活環境があると分析する記事を発表した。農村部では農業収入の減少により、中高年が日雇いの臨時労働で家計を支えるケースが少なくないほか、子どもの結婚や住宅購入、孫の養育費などを負担するため、高齢になっても厳しい仕事に従事せざるを得ない人も多いという。

(翻訳・編集/北田)

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