中国では、多くのネットユーザーが蘭州中川空港の「ネズミ捕り室」に関心を寄せるようになった。同空港に迷い込んだ野良猫3匹のために特設された「部署」だ。

ユーザーは、猫に対する措置を、「心温まる話題だ」と称賛している。中国メディアの封面新聞が伝えた。

空港側は取材に対して、「ネズミ捕り室」にはキジトラ猫3匹が配属されており、この3匹は家族と回答した。一家はそろって空港内のガラス張りの猫舎で生活しており、空港職員が世話をしている。

空港内の野良キジトラ猫がネットで話題になったのは今年(2026年)初頭だった。その時点で猫は2匹だった。空港側は彼らを「雇用」して「ネズミ捕り室主任」と「副主任」に任命するとともに、ネットを通じて猫の名前を募集した。そして、雄猫を「喪彪(サンビャオ)」、雌猫を「翠花(ツイホワ)」と名付けた。「喪彪」は香港の古いヤクザ映画やアクション映画に出てくる、筋骨隆々の荒くれ者の呼び名の定番で、「翠花」は、農村部などにいる、古風で素朴な女性を連想させる名だ。

蘭州空港が迷い込んだ「親子3匹」を雇用、特設部門に配置―中国メディア

空港によると、喪彪は健康診断と去勢手術を経て正式に任務に就いた。翠花は、動物病院で帝王切開により「小翠果(シャオツイグオ)」を産んだ後、6月に母娘一緒に「ネズミ捕り室」に戻り、一家3匹が一緒に「職務と生活」を営むことになった。

3匹は、実際に空港内を歩き回ってネズミを捕獲しているわけではない。

たまには「ネズミ捕り室」の外に出してもらえることがあるが、空港利用者から「人をひっかくかもしれない」という声が出たので、安全確保のために基本的には「ネズミ捕り室」に入れている。室内には猫のベッド、キャットタワー、空気清浄機などが備え付けられている。空港によると、「ネズミ捕り室」はD58搭乗口の付近にあり、旅客は保安検査を通過した後、エスカレーターを降りれば見ることができるという。
蘭州空港が迷い込んだ「親子3匹」を雇用、特設部門に配置―中国メディア

空港のSNSアカウントには、「喪彪と翠花」の専用コーナーも開設されており、インターネットを通しても一家3匹の日常を知ることができる。(翻訳・編集/如月隼人)

編集部おすすめ