2026年7月10日、韓国メディア・東亜日報は、李在明(イ・ジェミョン)大統領がモンゴルを国賓訪問し、両国がレアアース(希土類)をはじめとする重要鉱物分野での協力強化に合意したと報じた。韓国の大統領がモンゴルを国賓訪問するのは11年の李明博(イ・ミョンバク)大統領以来15年ぶりだという。
記事によると、李大統領は9日、ウランバートルでフレルスフ大統領と首脳会談を行い、共同声明で包括的経済連携協定(CEPA)の原則合意を宣言した。これにより、モンゴル産の銅、モリブデン、レアアースに課されていた2~5%の輸入関税は即時撤廃されるという。モンゴルは電気自動車(EV)やロボットなど先端産業に欠かせないネオジムなどのレアアース埋蔵量が世界第2位とされるほか、特殊鋼の原料となるモリブデンなどの希少金属も豊富に保有している。記事は「韓国はモンゴルとの協力を通じて重要鉱物の供給網の安定化を図る考えだ」と伝えた。
モンゴルは韓国製化粧品への関税を即時撤廃し、ラーメンや韓国のりについても5年以内に関税を撤廃することで合意した。李大統領は「CEPAを契機に、30年までに両国の貿易額を10億ドル(約1600億円)へ拡大したい」と述べた。
さらに、両首脳は天然資源の共同研究に関する科学技術協力など計21件の覚書(MOU)を締結した。伝統的に北朝鮮と友好関係にあるモンゴルは、南北関係改善や対話再開に向けた環境づくりにも協力する考えを示したという。
これについて韓国のネットユーザーからは、「これがまさに大統領の仕事」「これはかなり朗報だ」「重要鉱物の供給先を増やせるのは良いこと」「モンゴルとの協力は今後さらに重要になるだろう」「互いに利益のある協定だ」「レアアース確保は国家戦略として必要」といった声が上がった。
一方で、「輸送コストやインフラ整備も課題では」「実際に安定供給できるか見守りたい」「資源外交は長期的な視点が必要」「協定だけでなく具体的な成果につなげてほしい」といった意見も見られた。(翻訳・編集/樋口)











