最新のデータによると、中国では2021~25年にモバイル通信事業の通話サービス総量が30%以上も減少し、1人当たりの1日平均通話時間は12.6分から8.7分に下降したことが分かりました。また、知らない番号からかかってきた電話への応答率も、21年には10人中6.3人が応答していたのに対し、25年にはわずか2.8人にまで低下したとのことです。

これについて、中国国家衛生健康委員会の臨床心理士である曹大剛さんは、「電話を拒否することは、コミュニケーション能力の低下を意味するものではなく、社会との交流を拒むわけでもない。コミュニケーション手段が多様化する中で、より多くの選択肢が得られたということだ」と述べました。コミュニケーション手段が単一だった時代には、電話は遠距離での情報伝達において、最も効率の良い手段でした。しかしコミュニケーション手段が多様化することに伴い、人々の社交に対する期待は、単に話をきちんと伝えるだけではなく、感情的な快適さにも注目するようになっています。

曹さんによると、多くの中国の人々は現在、さまざまな状況やニーズに応じて最適なコミュニケーション手段を選ぶようになっているとのことです。こうした変化の背景には、現代の中国人がマイスペースを重視する傾向が強まり、自己境界意識が高まっていることが反映されています。人々はもはや「電話がかかってきたらすぐに出なければならない」という前提を当然とは考えず、自分の生活リズムが無断で乱されることをより気に掛けるようになっています。これはまさに、社会的心理が一段と成熟していることを示す表れでもあるとのことです。(提供/CGTN Japanese)

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