中国が自主設計・建造した初の深海型・スマート海底ケーブル敷設船「天翼領航者(てんよく・りょうこうしゃ)」号が7月15日、上海で正式に就役し、海底ケーブル施工の全システム試験を開始しました。これにより、コンピューティング能力(算力)や人工知能(AI)の発展を支える基盤がさらに強化されます。
「天翼領航者」号は全長116メートルで、世界の海域で海底ケーブルの敷設・保守・点検を行う総合能力を備えています。幅24メートル、型深12メートル、満載排水量は1万8000トンで、ケーブル格納庫には最大8000トンの海底通信光ケーブルを搭載でき、この容量は世界最大規模となります。
同船は北斗衛星とGPSのデュアル測位を組み合わせたインテリジェントな動的定位システムを搭載しており、高度なデジタル風速センサーや位置センサーなどにより、海流や風浪のわずかな変化をリアルタイムで把握し、波がかなり高い海況5級の状況でも安定した作業を維持することができます。
同船はさらに、専用の5.5メートル海底ケーブル埋設装置を搭載し、水深1000メートルの深海でケーブル埋設作業を行うことができます。これは中国国内の海底ケーブル施工深度の記録を更新しました。
通信海底ケーブルは、世界のコンピューティング拠点をつなぐ海底高速伝送の大動脈であり、AIコンピューティング体系に不可欠な基盤インフラです。海底ケーブルはAIに対して環境負荷の低い低遅延のコンピューティング支援を提供するだけでなく、海底データセンターなどの施設を全国の計算資源プールに組み込み、「陸上での学習+海底での推論」というハイブリッド構成を実現する役割も担います。(提供/CGTN Japanese)











