中国水稲研究所の王克剣(ワン・カージエン)研究員の研究チームはこのほど、ハイブリッドイネ育種分野で重要な進展を遂げた。クローン効率が安定して99%を超え、完全に正常な結実能力を有する単一系統法ハイブリッドイネの開発に成功し、「一系1号」と命名した。

この独創的な研究成果は21日付の国際学術誌「Vita」に掲載された。新華社が伝えた。

王氏のチームは2013年に「単一系統ハイブリッドイネ探究計画」を始動した。単一系統法の中核的な目標は、無融合生殖によってハイブリッド作物から遺伝子が変化しないクローン種子を作り出し、雑種強勢を固定化することで、「一度交配すれば、その後の世代でも利用できる」ことを実現することだ。チームは17年に世界初となるハイブリッドイネの無融合生殖システムの構築に成功し、初のハイブリッドイネのクローン種子を得た。しかし当時はクローン効率がわずか5%にとどまり、結実率も大幅に低下していた。

数年にわたる研究開発の結果、チームはこのほど重要なブレークスルーを達成した。イネの内在性遺伝子を発見し、「華胥(HUAXU)」と命名したのだ。研究では、この華胥遺伝子をハイブリッドイネの卵細胞で異所的に発現させることで、効率的な単為生殖を誘導し、半数体の子孫を得られることが明らかになった。さらに、この技術をクローン配偶子戦略と組み合わせた結果、複数の無融合生殖系統でほぼ100%のクローン効率を実現した。複数のハイブリッドイネ品種、異なる世代、異なる栽培集団、大規模な圃場条件においても、クローン効率は99%以上を安定して維持し、収量も正常な水準を保っている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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