7月20日に閉幕した2026年世界人工知能大会(WAIC)では、中国発のオリジナル技術による「智伝網(AI Flow、AIフロー)」が本大会の最高賞である「グローバルAI賞」を受賞しました。この技術は、「計算による帯域幅の代替」という人工知能(AI)を追加した通信技術であり、100Kbps未満の帯域幅で高画質映像を安定して送受信できます。

従来の通信技術ではデータを「大量運搬」していたのに対して、AI FlowではAIを通じて画像内の主要情報を極めて小さな「トークン(AIが扱う情報の最小単位にまとめた圧縮コード)」に凝縮して伝送し、受信側は情報を復元して再構築します。1080Pの高画質動画を伝送する場合、従来の方式では約3.6Mbps(3600Kbps)の帯域幅が必要ですが、AI Flowで必要とされる帯域幅は100Kbps未満です。また、自然災害によって地上ネットワークが機能停止した極端な状況でも、ドローンがAI Flowを利用することで、極めて狭い衛星回線を通じてリアルタイムで高画質の映像を送信することが可能です。

中国電信(チャイナ・テレコム)AI研究院の李学龍院長は、「AI Flowは『ショートメッセージを送る程度の帯域幅を使って電話をかけられ、電話をかける程度の帯域幅を使って動画を再生する』を実現した」と説明しました。緊急救援などの極限的な状況において、安定した伝送リンクを用いて現場の映像をリアルタイムに外部へ送信でき、災害救助や救援活動のために「黄金の時間」を確保することが可能になるとのことです。(提供/CGTN Japanese)

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