2026年7月22日、仏国際放送局RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)の中国語版サイトは、2026年サッカー・ワールドカップ(W杯)北中米大会が観客動員・収益ともに過去最高を更新し、FIFA(国際サッカー連盟)の会長がさらなる規模拡大を構想していることを報じた。

記事は、今大会が参加チームを従来の32から48に拡大し、3カ国16都市で104試合を行った史上最大のW杯だったと紹介。

FIFAの予測収益は70億ユーロ(約1兆1200億円)超でカタール大会比56%増、現場観戦者数は681万人に達し、ほぼ全試合が満席だったと伝えた。

また、参加枠の拡大が関心の広がりにも直結したとも指摘。初出場のカリブ海の島国キュラソー(人口約15万5000人)がエクアドルと引き分け、53年ぶり出場のコンゴ民主共和国もポルトガルを引き分けに持ち込んだほか、決勝トーナメントではイングランド相手に一時リードする場面もあったと紹介した。

さらに、SNS上ではベスト8が出揃った時点で世界人口の約3分の2にあたる52億人がW杯関連の話題に接触したとしている。

記事は、こうした成功を受けてFIFAのインファンティーノ会長がW杯100周年にあたる30年大会で参加チームを64に増やす構想を打ち出したことに言及。小国にも出場機会を開くことが各国サッカーの発展につながるとの考えで、開催地もスペイン、ポルトガル、モロッコ、パラグアイ、ウルグアイ、アルゼンチンの6カ国3大陸にまたがる予定だと伝えた。

一方、拡大路線に反発する声も出ており、スペインプロサッカーリーグのテバス会長が21日、イタリアのスポーツ紙の取材に対し、際限のない規模拡大はサッカー産業を「破壊する」と批判したと紹介。欧州サッカー連盟やアジアサッカー連盟も過密日程への懸念から反対意見を表明していることを伝えた。

このほか、今大会では3カ国開催に伴う長距離移動により二酸化炭素(CO2)排出量が過去最高水準になった可能性も指摘されており、環境面からも大会の拡大に対する懸念の声が出る可能性も示唆した。(編集・翻訳/川尻)

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