中国青海省チベット高原奥地のココシリではこのほど、数万頭のチベットカモシカが年に一度の出産のための大移動を終え、続々と元の生息地へ戻り始めています。

標高4800メートルのココシリ卓乃湖のほとりでは、出産を終えたチベットカモシカが赤ちゃんを連れて生息地に戻り始めています。

毎年5月から7月にかけて、妊娠した多くのチベットカモシカはゴビ砂漠や渓谷を越え、チベットカモシカの「産室」と呼ばれるココシリの奥地に赴き、新しい生命の誕生を迎えます。

チベットカモシカの大移動と出産のこの時期、ココシリの各保護ステーションは設備を増設したり人員を増員したりして、チベットカモシカの出産地域を常にパトロールしています。卓乃湖保護ステーションでは、保護スタッフが毎日、迷子になったチベットカモシカの赤ちゃんに注目し、適時に救助・保護しています。

衛星リモートセンシング、航空リモートセンシング、地上監視手段を総合的に運用し立体的な生態環境モニタリング感知をおこなう「天・空・地一体型」モニタリングシステムは、1万2000平方キロに及ぶチベットカモシカの移動ルートをほぼカバーしています。今年、重要な地点で利用されたAIインテリジェントモニタリングシステムやパトロールロボット、赤外線サーモグラフィー搭載ドローンなどにより、チベットカモシカに対するパトロール・保護の効率と精度が向上しました。同時に、ココシリに生息するチベットヒグマ、オオカミ、チベットノロバなどさまざまな動物個体群の持続的な回復も確認されました。

8月には、出産を終えたチベットカモシカはすべて越冬地に戻る見込みです。長年にわたる保護を経て、ココシリのチベットカモシカの個体数は、かつての2万頭未満から7万頭以上に回復しています。(提供/CGTN Japanese)

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