中国メディアの環球時報は20日、「中国の高速鉄道が外国人旅行者を魅了する理由」とするベトナムメディア、VNエクスプレスの記事を紹介した。

記事は、「中国の高速鉄道は、速さだけでなく、快適さや利便性、手頃な運賃によって旅行者を魅了している。

多くの外国人旅行者にとって、高速鉄道は飛行機よりも中国国内の都市間を移動する際の好ましい手段となっている」と伝えた。

そして、中国各地を何度も旅した経験を持つベトナム人のグエン・タンさんとチン・ハンさんの話として「中国の高速鉄道は速さだけでなく、価格の手頃さ、快適な車内環境、旅行者に優しいサービスにおいても際立っている」と伝えた。

記事によると、2010年代初頭から中国各地を旅しているというタンさんは、今は上海・杭州間の短距離路線から上海・南寧間の長距離路線まで、ほとんどの都市間移動に高速鉄道を利用しているという。中国を3回訪れたハンさんは、都市部では地下鉄やバスを利用することが多いが、省間を移動する際はほぼ毎回、高速鉄道を利用するという。

記事は、「中国の高速鉄道の魅力は、速度と価格のバランスの良さ、そして運賃の安定性にある」と指摘。「航空便や欧州の鉄道とは異なり、中国の高速鉄道の切符価格は、時間帯や予約時期に関係なく、比較的安定している」と伝えた。

また、「速さ以外にも利便性がリピーターを増やしている理由だ」とし、「各車両内のスクリーンには、中国語と英語の両方で、リアルタイムの速度やルート情報、車内温度が表示される。平坦な区間では時速300キロを超えることも珍しくなく、乗り心地は非常に安定している」と伝えた。

さらに、「価格が最も安い二等席でさえ、一般的な航空便のエコノミークラスの座席と比べると、足元のスペースに余裕があり、リクライニング角度も深い。各列に電源コンセントがあり、各車両には無料の飲料水ディスペンサーも設置されている。荷物の制限もなく、大きなスーツケースなら車両の両端にある収納スペースに、小さなバッグなら頭上の荷物棚に収納できる」と伝えた。

切符についても、「モバイルアプリでも窓口でも簡単に購入でき、払い戻しや変更も容易だ。

料金や時刻表の比較、出発駅や到着駅の確認などをアプリだけで行えるようになっている」と伝えた。

記事によると、高速鉄道は移動時間全体の短縮にもつながる。乗客は通常、出発の約30分前に駅に到着すればよく、保安検査も迅速に行われる。列車はほぼ定刻通りに出発し、時には予定より早く到着することもある。乗り遅れた乗客は、追加料金なしで後の電車に変更できる。

記事は、「中国では高速鉄道駅の多くが、空港や地下鉄、長距離バスターミナルと相互接続しており、乗り換えが容易だ。レストランやスーパーマーケット、小売店などを併設している駅もあり、従来の鉄道駅というよりも交通ハブとしての機能をより強く果たしている」と伝えた。

記事によると、中国の鉄道を利用する上で長らく悩みの種となっていたトイレも、今では洋式としゃがみ式の両方が設置されており、飛行機のトイレと比べても遜色ない。タンさんは「10年前は電車のしゃがみ式トイレを使うのに抵抗があったが、今は何も不満はない」とし、今後も高速鉄道を利用し続けるつもりだと語った。(翻訳・編集/柳川)

編集部おすすめ