中国メディアの環球時報は17日、中国発の軽電気自動車(EV)の「細部への配慮」が日本に衝撃を与えているとする記事を掲載した。
記事は、中国EV大手の比亜迪(BYD)が日本市場向けに開発した新型軽EV「RACCO(ラッコ)」が2週間で1000台の受注を獲得して日本の軽自動車市場にかつてない衝撃を与えていると伝えた。
そして、日本の軽自動車について、全長3.40メートル以下や全高2メートル以下などいくつかの条件が設けられた日本独自の車両規格だと紹介。この市場は長きにわたり、スズキやダイハツ、ホンダなどの国内ブランドが支配し、道路事情や利用者の実態などにきめ細かく合わせた車両を開発することで95%を超える市場シェアを確保してきたが、他にも多くの中国の自動車メーカーが直接的あるいは合弁事業を通じてこの市場への参入を目指していると報じられており、こうした中国メーカーの動きは、単なる販売台数を巡る競争を招くだけでなく、「細部への配慮という防衛線」が突破されるのではないかという懸念を、日本の世論や産業界に強く抱かせていると伝えた。
記事は、BYDのラッコに搭載された、濡れた傘の水滴がフロアにしみこまないようにする傘立てホルダーや赤ちゃん用のミルクを保温できるカップホルダーなど日本市場向けの細やかな配慮が日本のモータージャーナリストの間で話題になったことを紹介した。
そして、中国の業界関係者、周暁陽(ジョウ・シャオヤン)氏の話として「中国の自動車メーカーは、新エネルギー車に関するトップクラスの技術力と包括的なサプライチェーンによるコスト優位性を背景に、成熟した海外市場の特定のセグメントを攻略することに自信を深めている。日本の軽自動車規格が定める寸法や排気量といった厳しい制約下であっても、機能が充実した車両を投入できるその能力は、中国メーカーの技術力と設計力の高さを如実に物語る」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)











