中国東部の山東省にある青島国信集団の養殖工船である「国信1号2-2」は今年5月、6000カイリ以上を航行して、寄生虫ゼロ、抗生物質ゼロ、薬剤残留ゼロの生食可能の基準を満たすサケの生産に成功しました。同船は超大型の移動式養殖工船によるサケ・マス類の大規模な商業化生産を世界で初めて実現しました。
現在、中国のサケの自給率は3割にも達していません。中国沿岸の表層水温は年間を通じて高すぎるため、通年の養殖を行う自然条件を備えていません。「国信1号2-2」は中国初の深層低温海水取得システムを採用し、30~50メートルの深さの冷たい海水を絶えず船内に汲み上げ、船内で1日に16~18回の換水と循環を行います。どの海域を航行しても、養殖に適温の海水を安定して得ることができます。
同集団はまた、今年8月に年産5000トンの大西洋サケ陸上養殖プロジェクトに着手し、投資総額9億2000万元(約220億円)で中国北部最大の大西洋サケ(アトランティックサーモン)の陸上養殖基地の建設を始めました。
しかし現在、同集団が保有する養殖工船は1隻だけで、年間約4000トンのサケ生産能力がありますが、年産15万~20万トンのノルウェーに比べると、まだ一定の差があります。養殖密度から養殖サイクルに至るまで、改善の余地はまだ大きいとみられています。(提供/CGTN Japanese)











