中国国家統計局のデータによりますと、2025年末時点で全国の60歳以上の人口は3億2338万人に達し、総人口の23.0%を占めています。高齢化が注目を集める中、市場では高齢者向け製品が継続的に増加しています。

しかし、中国国家市場監督管理総局の担当者は、供給の規模や水準は需要に対し依然として差があると指摘しています。

同局によりますと、2025年4月末時点で全国の消費財は累計2億1860万4000品目に上りますが、そのうち高齢者向け製品は21万6000品目で、関連企業は約1万社にとどまっています。また、中国老齢協会が今年発表した報告書『シルバー消費の現状とトレンド』によりますと、機能性食品や衣料、住宅の高齢者向け改修、スマート製品、アンチエイジング製品などの分野では、需要の割合が実際の消費割合を大きく上回っています。

パナソニックホールディングスの中国・北東アジア事業の担当者によりますと、酸素濃縮器の販売台数がここ2年間で爆発的に伸びています。利用者は呼吸が苦しいなどの悩みを抱える人に限らず、住環境を改善し、生活の質を高めるために購入する高齢層も多くいます。このほか、睡眠時の状態に合わせて柔軟に調整し、健康状態をリアルタイムでモニタリングできるスマートベッド、電動車いす、移動式手すり、マッサージ器なども市場で人気を集めています。

ロレアルの市場調査によりますと、77%の消費者が「シルバー」世代になっても新しいことに挑戦したいと回答しています。ロレアル・中国は、精密診断、外用スキンケア・ヘアケア、美容機器、経口栄養剤、カスタマイズサービスを強化し、長寿科学分野での研究開発とイノベーションを加速させています。

中国では従来、高齢者は貯蓄を重視し、消費を控えると考えられてきました。しかし、高学歴で所得水準の高い層が高齢期やその準備期に入るにつれ、この状況は変化しつつあります。上海市の関連報告書によりますと、「新退職層」が消費の主力となり、エンターテインメントや旅行、健康・養生、便利なスマート製品など、質を重視した消費ニーズが高まっています。同時に、親孝行を目的にした消費や老後に備えるための消費も拡大しています。

(提供/CGTN Japanese)

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