韓国の技術で独自に設計・建造した3000トン級潜水艦「島山安昌浩」(SS-Ⅲ)が国産潜水艦として初めて太平洋横断を終えた。韓国紙は「161日間に2万8000キロ余りを航海して多国籍訓練に参加し、模擬戦闘では一度も探知されることなく28回の攻撃に成功した」と伝えた。

島山安昌浩はディーゼルエンジンを使う通常動力型で、全長83.5メートル、幅9.6メートル。潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の運用にも対応している。建造費用は約7億ドル(現レートで約1100億円)で、2021年8月に就役した。

中央日報によると、島山安昌浩は3月25日に韓国最大の軍港、鎮海海軍基地を出港し、カナダのビクトリア港と米ハワイ、グアムなどを経て9月1日午前、鎮海海軍基地に帰還した。

航海期間は161日、総距離は2万8000キロ余りに達する。韓国潜水艦が太平洋を往復横断したのは初めてだった。海軍は今回の航海を通じ、島山安昌浩の作戦持続能力と装備の信頼性、乗組員の利便性を立証したと評価した。 島山安昌浩は航海期間中、米ハワイで開かれた多国間共同訓練「RIMPAC(リムパック)」にも参加した。

韓国潜水艦、初の太平洋横断、161日間・2万8000キロ航海、多国籍訓練にも参加
韓国の潜水艦「島山安昌浩(トサン・アン・チャンホ)」

特に模擬戦闘では他の艦艇に一度も探知されることなく、計28回の模擬攻撃に成功。海軍はこれを通じ、韓国製潜水艦の戦闘能力とステルス性を確認したと説明した。

さらに韓国・カナダ共同協力訓練にも参加。共同指揮通信体系(C4I)を活用してカナダ太平洋艦隊司令部と交信するなど、両国海軍の相互運用性と多国籍作戦指揮能力を点検した。

韓国海軍は1日午後、慶尚南道昌原市の海軍潜水艦司令部練兵場で、郭広燮(クァク・グァンソプ)海軍作戦司令官の主宰で島山安昌浩の入港歓迎行事を開催。 島山安昌浩のイ・ビョンイル艦長は「大韓民国海軍と潜水艦の力量を立証した島山安昌浩の161日間の航跡は世界に韓国製潜水艦の地位を高めた歴史の1ページとして残るだろう」とし、「島山安昌浩は国民の安全と平和を守るため、『沈黙の守護者』として今後も与えられた任務を完遂していく」と強調した。(編集/日向)

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