中国人民銀行の最新データによりますと、人民元国際決済システム(CIPS)は現在、192の国と地域をカバーしています。今後、中国は高速決済システムの構築と普及を加速させ、越境QRコード決済の相互接続を引き続き推進していきます。
2026年10月17日より、中国の大口決済システムの運用時間は、従来の「5×21+12時間」から「5×22.5+13.5時間」へ延長されます。これは、平日の稼働時間を1日当たり21時間から22.5時間に延ばすとともに、別途設定される稼働時間も12時間から13.5時間に拡大するものです。これにより、一般利用者や各企業・事業体、金融機関の夜間における資金送金ニーズにさらに応えるとともに、技術面からグローバル決済ネットワークの相互運用性を高めます。
同時に、中国は越境QRコード決済の相互接続も継続して推進します。今年4月には、マレーシアなど複数の国の決済QRコードがウィーチャットペイに正式に接続されました。7月15日には、中国銀行、銀聯国際(ユニオンペイ・インターナショナル)、アラブ首長国連邦(UAE)の国家決済企業(AEP)が協力覚書に署名しました。中国銀行が人民元の決済銀行を務め、各者が両国のQRコード決済システムの相互接続を進めます。中国とUAEの住民は、相手国での観光、ビジネス、留学などの場面で、自国の決済アプリを使用し、QRコードを読み取るだけで直接支払いができるようになります。
8月10日、スタンダード銀行のナミビア子会社はCIPSサービスを正式に開始しました。同行の最高経営責任者(CEO)は記念式典で、中国はナミビアにとって最も重要な貿易パートナーの一つであり、効率的な越境決済ソリューションに対するニーズが日増しに高まっていると述べました。人民元による越境決済の導入により、顧客により迅速な決済や為替変動リスクの低減といったメリットを得られ、中国関連事業を展開する企業に大きな競争優位性をもたらします。
現在、人民元は中国の対外収支において最大の決済通貨となり、世界第2位の貿易金融通貨、第3位の決済通貨となっており、国際的な利用が加速しています。











