2日の香港マーケットは、主要93銘柄で構成されるハンセン指数が前日比18.52ポイント(0.07%)安の25311.21ポイントと3日続落し、中国企業指数(旧H株指数)が12.54ポイント(0.15%)安の8450.10ポイントと続落した(ハンセン指数は8月14日以来、約3週ぶりの安値)。売買代金は2166億9070万香港ドル(約4兆4139億円)に縮小している(1日は2387億3540万香港ドル)。

 中東情勢の不透明感が重しとなる流れ。米イランの攻撃応酬で原油相場が急伸し、米長期金利も急騰した。1日のNY商品取引所では、WTI原油先物が前日比5.2%高の90.22米ドル/バレルと大幅続伸。90米ドル台に乗せるのは、今年5月中旬以来だ。原油高によるインフレ圧力や、世界的な利上げ観測を受け、米債券市場では長期金利の指標となる米10年債利回りの上昇が加速し(債券価格は5日続落)、2025年1月以来、およそ1年8カ月ぶりの高水準で終えている。ただ、下値は限定的。ハンセン指数は約3週ぶりの安値水準に落ち込んでいるとあって、値ごろ感も着目されている。また、中国の政策に対する期待感も支えとなった。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、車載バッテリー世界最大手の寧徳時代新能源科技(CATL:3750/HK)が4.6%安、中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が4.4%安、電子機器受託製造サービス(EMS)中国大手の比亜迪電子(BYDエレク:285/HK)が3.8%安と下げが目立った。
 セクター別では、自動車が安い。北京汽車(1958/HK)が4.6%、比亜迪(BYD:1211/HK)が3.4%、蔚来集団(9866/HK)が3.3%、吉利汽車HD(175/HK)が2.9%ずつ下落した。
 半導体セクターも売られる。
上海壁仞科技(6082/HK)が5.7%安、峰チョウ科技深セン(1304/HK)が3.7%安、上海天数智芯半導体(9903/HK)が3.1%安、華虹宏力半導体(1347/HK)が2.8%安で引けた。
 空運セクターもさえない。中国南方航空(1055/HK)が3.1%安、中国東方航空(670/HK)が2.8%安、中国国際航空(753/HK)が2.6%安、国泰航空(293/HK)が1.1%安で取引を終えた。原油高が逆風。燃油コストの上昇や、旅客離れが懸念された。
 半面、医薬セクターの一角は高い。再鼎医薬(9688/HK)が5.5%、艾美疫苗(6660/HK)と四環医薬HD集団(460/HK)がそろって4.1%、百済神州(6160/HK)が2.9%ずつ上昇した。
 本土マーケットも続落。主要指標の上海総合指数は前日比0.97%安の3941.39ポイントで取引を終了した。非鉄・産金が安い。石油・石炭、ハイテク、自動車、紙・パルプ、医薬、運輸、証券、不動産、消費なども売られた。半面、軍需関連は高い。
銀行、公益も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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