なでしこジャパンの狩野倫久監督は3日、千葉市内で、愛知・名古屋などで開催されるアジア大会(9月開幕)に向けた取材に応じた。大会3連覇へ、前回大会では優勝に導いた指揮官は「主導権を握り、積極的で攻撃的なフットボールを展開したい」と意気込み、必勝を誓った。

 9月2日にDF市瀬千里(広島)が負傷したことを受け、DF瀬野有希(ちふれ埼玉)を招集した。狩野監督は選出理由について、「センターバック、ボランチでも数多くプレーされていて、ポリバレントな選手。展開力や予測が高いところもリーグでしっかりと発揮している」と語り、期待を寄せた。

 瀬野は22年に結婚後、25年3月に第一子を出産し、同年8月にリーグ戦に復帰した。今回なでしこジャパンに選出されたことで、代表では宮本ともみさん以来、史上2人目の母親選手となった。

 JFAでは宮本さんが代表入りをした2008年に、母親選手が代表活動に集中できるよう、合宿・遠征中に選手の子どもを対応するベビーシッターの帯同と、それに伴う費用負担を協会側が行う、「なでしこジャパン 育児サポート制度」を整備している。現時点で瀬野が制度を利用するかは未定だが、長期間の遠征を伴う大会招集にあたって代表チームでは、本人、クラブ、JOCなどと密に連携をとり、思い切ってプレーができるよう、サポート体制の構築を準備しているという。

 指揮官は過去に米国での視察経験などを事例にあげ、「連携をとって、それがベースになったり、スタンダードになればといいなと思っている」と最大限のサポートを約束した。

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