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「わろてんか」118話。マーチン・ショウと、ふたつの恋バナに需要はあるのか

2018年2月22日 08時30分 ライター情報:木俣冬
連続テレビ小説「わろてんか」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)
第21週「ちっちゃな恋の物語」第118回 2月21日(水)放送より。 
脚本:吉田智子 演出:東山充裕
イラスト/まつもとりえこ

118話はこんな話


マーチン・ショウ招聘企画が進むなか、隼也(成田凌)とつばき(水上京香)、リリコ(広瀬アリス)とシロー(松尾諭)の恋が動き出す。

いのち短し恋せよ


つばきが北村笑店にやって来て、隼也(成田凌)はどこか挙動不審に。それを見てリリコ(広瀬アリス)があやしいなあとニヤリ。このときのてん(葵わかな)のむむっという顔が良かった。
マンマンに避難する隼也だが、どう見ても身内ばかり。マーチン・ショウのスクラップを見ながらふたりの心が接近していくところを、万丈目夫妻(藤井隆と枝元萌)と楓(岡本玲)がじっと見ている。彼らの表情の変化でふたりの状況がいっそうわかりやすくなった。

シローはリリコに、介抱してくれたときのお礼に、花柄スカーフを贈る。
ちょっとうれしそうなリリコだが、「やっぱり地味やわ」と翻す。
そのあと、藤吉(松坂桃李)の仏壇にお参りしながら、てんに、最近、なんかシローが気になると相談。
てんは「いのち短し恋せよ乙女」と歌ってリリコの背中を押す。
マンマンでの楓は、隼也に「恋の季節はすぐに過ぎ去ってしまうさかいな」と助言していた。
どちらの恋も進展が待ち望まれる。

てんの歌を聞いて思うのは、葵わかなは澄んだ声がチャームポイントであるということ。笑うとき、鈴が鳴るような音を意識していたと何かの番組で語っていたこともあったが、ゲラ(よく笑う)設定だけでなく、歌が好きな設定を加え、ときどき葵わかなに歌わせても良かったかもしれない。台詞が少ない分、歌で気持ちを伝えるなどしたら彼女の良さがもっと生きたのではないかと今更だが思う。惜しい。

リリコの恋のゆくえ


リリコは、藤吉の遺影に向かって、「(ほかの男に目移りして)かんにんや」と言う。
4年経っても藤吉を忘れられないリリコってピュア。年齢不詳だが40歳は超えているであろうに、ずっと藤吉を想い続けるとは。でも、妻・てんの前でなぜまだ想っているようなことを匂わせるのか。それを赦し合うてんとリリコは不思議な倫理観をしているなあと思うし、藤吉が、正妻も愛人もまとめて包み込む器量をもっていたと作り手は描きたいのだろうか。そういう人間関係もあってもいいと思うが、脚本がそこまで練りきれてないのが惜しい。

ライター情報

木俣冬

『みんなの朝ドラ』5月17日発売。その他の著書『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、『ケイゾク、SPEC、カイドク』など。

URL:Twitter:@kamitonami

「「わろてんか」118話。マーチン・ショウと、ふたつの恋バナに需要はあるのか」のコメント一覧 1

  • 匿名さん 通報

    小さい五輪か、言われて成る程

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