トラリピとは？やばい噂は本当か評判・口コミから徹底検証

FX自動売買サービスのひとつである「トラリピ」。ユーザーが設定した内容をもとに、24時間自動で取引を行ってくれるため、時間がない方でもFX取引を行えます。

またトラリピは、他社の自動売買にはない独自の仕組みを採用していることもポイント。一度に大きな利益を狙うのではなく、小さな利益をコツコツと積み上げるのを得意としています。

一方でトラリピについて「トラリピって何？」、「聞いたことはあるけど評判は？」という方もいるでしょう。そこで今回は、トラリピの概要やメリット・デメリット、評判について解説します。

投資なので失敗したり後悔することもあるとは思いますが、トラリピをうまく活用して利益を積み上げていきましょう！

当サイトにはトラリピの他にも自動売買ができる会社を紹介しています、詳しくは「FX自動売買おすすめ」をチェックしてみてください！

トラリピとは？

画像： トラリピ

トラリピとは、「トラップ・リピートイフダン」という注文方式を利用した、FXの自動売買取引サービスです。一般的な自動売買と異なり、サービスを提供するマネースクエアHD独自の仕組みが採用されており、特許を取得しています。

マネースクエア：トラリピのサービス概要

マネースクエアHDは、長期利用者が多いのも特徴です。公式サイトによると、5年以上継続して口座開設している利用者は全体の6割、平均取引期間は9.9年以上。そのうち9割以上の方が、トラリピを利用しています（※1）。トラリピはリスクを抑え、コツコツと利益を積み上げていく仕組みとなるため、「投資を長く続けたい」という方から支持を得ているようです。

実際、マネースクエアHDが公開しているデータによると2021年度の1年間で、預かり残高が増加した口座は9割以上でした。ウクライナ侵攻が始まった2022年2～3月においても、平均91％以上の口座が預かり残高を増やしています。

（画像（※1）：トラリピ｜「『なにが違うの？ マネースクエア』」より）

上記のようなデータがあることから、トラリピは長期投資を検討している方に向いているサービスといえるでしょう。

トラリピの基本情報

（参照：トラリピ｜「FXの取引概要」）

トラリピの仕組み

トラリピは自動売買をするものですが、初期設定は自分で行う必要があります。トラリピをよく理解できていない方は、まずトラリピの仕組みを理解しておきましょう。

基礎となる「リピートイフダン」と「トラップ」

まずは取引の基礎となる「リピートイフダン」と、「トラップ」について理解が必要です。

リピートイフダンとは？

FXには、イフダン注文というものがあります。

イフダン注文とは「100円で買ったら、101円で売る」のような、新規注文と決済注文がセットになった注文方法のこと。トラリピではこのイフダン注文を繰り返すことから、「リピートイフダン」と名づけられています。

このリピートイフダンで利益を狙うには、値動きを正確に予想する必要があり、狙った価格帯を外してしまうと売買が成立しないことが欠点です。予想した価格帯を外れたときは設定をし直す必要がありますが、チャートをこまめに確認しなければならず、時間のない方には困難でしょう。

トラップとは？

その欠点を補うものが「トラップ」です。ここでいうトラップとは広範囲の価格帯に、複数の設定を網目のように張り巡らすこと。幅広い価格帯にイフダン注文を複数設定することで、為替レートが大きく変動した際であっても、利益を取り逃さずに獲得できます。

このリピートイフダンとトラップを組み合わせたものが『トラリピ』です。

「高低差」と「総推移」が取引のポイント

「高低差」とは、一定の期間における高値と安値の価格差を表すもの。トラリピは、この高低差を利用した取引を行います。

分かりやすく言い換えると「安値のときに買い、高値になったら売る」ということです。トラリピでは高低差を利用した取引を自動で繰り返すことにより、利益を狙います。

またトラリピは「総推移」を利用して、取引を行うのも特徴です。総推移とは期間中における値動きをトータルで示したもので、値動きの範囲を表します。

市場の値動きについて、これから「上がるか？下がるか？」を予測するのは困難です。

そこでトラリピは、比較的予想がしやすい値動きの範囲に着目。独自の仕組みを利用して対象範囲を拡げることにより、予想精度の向上を実現しています。

「高低差」の範囲で自動取引を繰り返して利益を狙う

投資では値動きが一定の範囲内において、繰り返し上下することを「レンジ相場」といいます。

トラリピでは、このレンジ相場に注目。初期設定にて上限と下限を設定することで高低差の範囲を決め、範囲内において自動で繰り返し取引を実行します。取引を繰り返し、利益をコツコツと積み上げていくのがトラリピの仕組みです。

FX市場はレンジ相場を形成しやすいとされており、通貨であるため価格がゼロにならないのがポイントです。

トラリピの設定方法

取引を始めるにあたり、トラリピでは注文に関する設定を行います。設定すべき項目は、以下の7つです。

（参照：トラリピ｜「トラリピの注文方法」）

上記項目を入力するだけで、設定は完了です。あとは設定した内容に沿って、自動で取引が行われます。

ただしトラリピは特性上、レンジ相場を得意とする一方で、値動きが一方向となるトレンド相場はやや苦手です。

トレンド相場と見受けられるときは、設定を変更するようにしましょう。

トラリピのメリット

トラリピを利用するにあたり、以下のようなメリットが挙げられます。あらかじめメリットを把握しておくと、より有効的にサービスを活用できるでしょう。

24時間自動で取引が可能

FX市場は株式市場と異なり、取引が24時間行われているのも特徴。そのため売買のタイミングは時間を問わずに訪れます。しかし、人間が24時間チャートを見張り続けるのは不可能であり、「寝ている間にマイナスが出ていた」というケースも少なくありません。

トラリピは設定した範囲内で24時間取引を実行するため、売買のタイミングを逃す心配がありません。

設定した範囲内であれば時間を問わず、設定値に沿って繰り返し取引を実行してくれます。

取引ごとに値動きを予想する必要がない

そもそもFXをはじめとする投資では、取引ごとに値動きを予想する必要があります。

しかし相場を正確に予想するのは難しく、経験豊富な投資家の方でも容易なことではありません。経験と知識が少ない初心者の方であれば、より困難だといえるでしょう。

一方でトラリピはリピートイフダン注文を範囲内で仕掛けるため、ユーザーが自分で相場の値動きを予想する必要はありません。

初期設定で設定した内容に沿って、予想した範囲内において自動で利益を狙い続けます。

少額からでもスタートできる

FX投資を検討するとき、「いきなり多額の資金を投資するのは不安」という方もいるでしょう。必要となる最低資金は通貨の最小取引単位によって異なり、最小取引単位はFX会社ごとに違います。

一方、トラリピの最小取引単位は1,000通貨です。同じく1ドル=130円の場合で計算すると、13万円ほどの資金があれば取引を行えます。

少額からでもスタートできるため、不安がある初心者でも始めやすいでしょう。

トラリピのデメリット

トラリピには、いくつかのデメリットもあります。デメリットを把握しておけば、あらかじめ対策をとることができるでしょう。

取り扱い通貨ペアが少ない

トラリピで取り扱いのある通貨ペアは16種類となっており、他社の自動売買と比べると少なめです。以下は、主要なFX会社と取り扱い通貨ペアを比較したものです。

比較した表を見てみると他社と比べ、トラリピの取り扱い通貨ペアは少ないことが分かります。ただ「米ドル/円」や「ユーロ/円」などを中心に、よく取引される通貨ペアは取り扱っています。

（参照：マネースクエア、インヴァスト証券、外為オンライン、トレイダース証券）
（2022年11月時点のデータ）

デモ口座が用意されていない

トラリピにはデモ口座が用意されていないため、現金を使わずに勝率や収益を検証することはできません。

実際の取引に不安がある方は、最小取引単位である1,000通貨ペアの取引から始めましょう。1,000通貨ペアであればマイナスになったとしても、損失を抑えられます。

任せきりだとチャート分析のスキルが身に付かない

従来、FXで継続して利益を得るには、それなりのスキルと知識が必要です。必要となるスキルや知識のなかには、実戦経験を積んでこそ身に付くものもあります。

自動売買であるトラリピは、自分で取引をしないため、当然ながらチャート分析などのスキルは身に付きずらいでしょう。以下は、裁量取引とトラリピの取引手順を比較したものです。

このように裁量取引とトラリピでは、取引に必要な作業が大きく異なります。トラリピでも初期設定時にレンジ相場の分析などを行いますが、取引ごとに分析・判断を行う必要はありません。

取引ごとの分析は必要ないとはいえ、レンジ相場から外れたかの判断などは自分で行う必要があるため、自ら意識的にスキルや知識を学んでいきましょう。

トラリピの良い評判・口コミ

トラリピには、ネット上でも多くの口コミがよせられています。よくみられる口コミとしては、以下のようなものが挙げられます。

サポート体制が充実している

初めての注文でしたが、オンラインで画面共有しながら操作サポートしてもらえて安心でした。

（引用：公式サイトより）

トラリピではユーザーのために、支援チームによるオンラインサポートを提供。オンラインにて専門スタッフがトラリピの設定方法や戦略、操作方法などをアドバイスしてくれます。実際、利用者には上記口コミのように、「サポート体制が充実している」と感じた方もいるようです。

放置していても利益が出せる

トラリピのいいところは、やっぱり寝ている時も利益を積み上げてくれるところなんよね〜 朝起きたときに儲かってるって最高じゃないですか。

―ざぶろー | FXでセミリタイア（@ケンタロウ_190529）

（引用：Twitterより）

トラリピは自動で取引を繰り返すため、ユーザーは取引を行う必要がありません。ネット上では、「放置していても利益が出た」という口コミもよくみられます。

シンプルで使いやすい

【トラリピ当選】

トラリピって初心者に使いやすい親切設計だよね

簡単操作で分かりやすくリピート系自動売買が始められます

うんトラリピって素晴らしいね╭( ･ㅂ･)و̑ ｸﾞｯ

―サトウカズオ高臨高臨株でFIRE（@tryjpyFX）

（引用：Twitterより）

トラリピは、初期設定が簡単なことも魅力のひとつ。7項目を設定するのみで完了するため、「シンプルで使いやすい」と感じた方もいるようです。

また上下限を予測するのではなく、範囲を設定するため、初心者でも始めやすいといえるでしょう。

トラリピのイマイチな評判・口コミ

スワップポイントが低い

メキシコペソ円は下げても上げてくれる強さがありリピートも悪くないが、トラリピだと残念ながらペソの強みであるスワップポイントが低いので少し残念 色々実践してペソ運用はスワップ大きい業者で大きく下げたところをガサッと買って待つのが管理フリーで楽で成功しやすい。待つなら深いが4.62あたり

―さみー@【2000万運用】リーマン投資家（@sammy_fx_123）

（引用：Twitterより）

スワップポイントは通貨ペア間の金利差から生じる金利。「金利が高い通貨/金利が低い通貨」の通貨ペアを保有すれば、金利差を利益として受け取れます。

マネースクエアのスワップポイントは、全体的に低めの設定となっている印象。ネット上でも、上記のような口コミがみられます。

スプレッドが広い

ついに自動売買(マネースクエアのトラリピ)に手を出してみた…

感想としては売買手数料もある上にスプレッドも広いので条件はあまり良いとは思わない。 でも放置してても勝手にさくさく利確してくれるので可能性は感じる…

設定を研究しつつしばらく少額で様子を見てみる

―レン@税理士の投資垢（@tax__investment）

（引用：Twitterより）

口コミには「スプレッドが広い」という声もよくみられます。しかしトラリピではスプレッドに関する情報を開示していないため、真偽のほどは不明です。

なお、自動取引のなかには取引手数料が発生するサービスもありますが、トラリピは取引手数料が無料です。手数料を含めると大きな差が出ない可能性もあるため、総合的に判断しましょう。

トラリピの口座開設方法

トラリピで取引を開始するには、以下の手順で手続きを進めていきます。

①運会社マネースクエアに口座を開設する

まずは運用会社であるマネースクエアに口座開設を行います。ただし口座開設の申し込みは、オンラインのみです。公式サイト右上の「口座開設」より申し込みを行いましょう。口座開設ボタンへアクセスし、FX個人口座開設を選択すると、以下のような申込フォームが表示されます。

（画像：公式サイト｜「口座開設お申込み 個人」より）

申込フォームに記載が必要となるのは、以下の項目です。

申込フォームへ必要事項を入力すると、申込手続きは完了です。

②本人確認書類の提出

続いて本人確認書類の提出を行います。提出方法は「スマホで本人確認」、または「転送不要郵便で本人確認」から選択が可能。トラリピでは、提出方法に6つのパターンがあります。

（参照：公式サイト｜「本人確認書類」）

上記のパターンから、いずれか自分に合った方法で提出しましょう。また本人確認書類として認められるものは、以下のものです。

• 運転免許証または運転経歴証明書（表裏）
• 健康保険証（表裏）
• 住民票（発行から6カ月以内のもの）
• パスポート（顔写真、所持人記入欄）
• 印鑑登録証明書（発行から6カ月以内）
• 住民基本台帳カード（写真付き、表裏）
• 在留カード（表裏）
• 特別永住者証明書（表裏）

できる限り早く取引を開始したときは、「スマホで最速、本人確認」がおすすめです。スマートフォンで顔写真を撮影し、顔写真付きの本人確認書類とマイナンバーが記載された書類をアップロードすれば、最短で申込当日に口座開設が完了します。

一方の「スマホで最速、本人確認」を利用しない場合も、書類をアップロードするまでは同じです。しかし転送不要郵便でIDとパスワードが郵送されるため、口座開設まで最短でも2～3営業日ほどかかります。

③入金・取引開始

口座開設が完了したら、続いて入金を行いましょう。トラリピの入金方法と概要については、以下の通りです。

クイック入金は24時間が利用でき、手数料も無料となるためおすすめです。ただし利用するためには、以下にある金融機関でインターネットバンキングの契約をする必要があります。

（参照：マネースクエアHD公式サイト「入出金について」）

振込入金については、手続きから入金まで1～2時間ほどかかります。振込手数料も発生するため、あらかじめ理解しておきましょう。

トラリピに関するよくある質問

（画像：公式サイト｜「トラリピ ハーフ&ハーフって何ですか？」より）

まとめ

トラリピは自動売買のなかでも、リスクを抑えた運用をしたい方におすすめのサービスです。自動売買システムがユーザーの代わりに取引を行うため、時間がない方でも取り組みやすいでしょう。

ただ、トラリピは特許を取得している画期的なシステムとはいえ、必ずしも利益を出せるとは限りません。いつくかのデメリットも存在しているため、リスクを理解したうえで、適切に運用することが大切です。トラリピを有効活用し、手間をかけずに資産運用を行いましょう。