「便秘薬」の名前の謎を推理する!
花も恥じらう乙女の恥ずかしい体の悩み……といえば、痔、もしくは便秘と相場が決まっている。便秘も続けば痔になるということで、本日は「便秘薬」のお話。


薬のネーミングは面白いものがいろいろあるが、特に便秘薬には面白いネーミングが揃っている。

「快腹丸」これはまあ、ソフトな方で。
「カイベール」。「カイベーン」じゃあんまりだという製造元の意図が見える。
「クリア」。うーん、秀逸なネーミング。面白くはないけれど、意味がわかってし
かもスマート。ぱちぱち。
「ソフィット」。うんちがソフィットになるんでしょうなあ…。
「ビューラック」。語源は「トイレに『ビュー』、そして『ラク』」かな?

さてそして面白ネーミング極めつけ。

「便どっさり」。まんまやん! というツッコミもあるかと思うが、これほどわかりやすくあほらしいネーミングも珍しい。なんでも、同社のダイエット食品による便秘を解消するためのサプリメント商品らしい。

上記に比べりゃー、「コーラック」なんて可愛いもんだな、と思っていたら、とある推理作家さんから「あれは、もしかして『ウンコラク』の略じゃないの?」という鋭いご指摘が。

ううむ。確かに。
語源としてはかなり有力に思えます。

そして、いつものように困ったときの広報さん。「コーラック」の製造販売元、大正製薬広報担当さんに電話インタビュー。すると、
「『コーラック』は、元々はP&G社さんの製品でして、語源はこちらでは確認できません」
とのこと。至極ごもっともである。
 
度はP&Gに問い合わせてみた。
すると、
「『コーラック』は現在、大正製薬さんの商品でして、他社の製品に当社がコメントすることはできません」

とのこと。これまた、ごもっともである。よって、真相は闇の中だ。

以前、このコーナーで「セブンイレブンのロゴの謎」を追ったときも、公式見解は「わかりません」だった。あんなに大きな企業でも、である。もしかして、まだまだ大きな会社には「謎」がたくさんあるのではないだろうか?

「我こそは一流企業! 大会社である!」という方は、「我が社の謎」に迫ってみよう。きっと、愉快な発見があるに違いない。いや、もしかして、「我が社の謎」よりも「我が社の常識」の方が面白いかもしれない……。(バーバラ・アスカ)
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