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かなり速くて強いタマネギとは?

かなり速くて強いタマネギとは?
(上)中身の黄色い「お黄にいり」と(下)歯切れの良い食感の「シャキット」。名前がわかると食の楽しみが広がります。画像提供:(C)タキイ種苗
夏に向けてひまわりでも育てようと、思いつきで花屋さんに行ってみた。
近所の花屋はやたら大きな店舗で、花の種だけでも数百種類は置いてある。野菜の種も売っていたことを思い出し、家庭菜園もいいかも? と、珍しく野菜種の棚をじっくり眺めていると、「アタック」という名の種を発見! なんだこの強そうな名前は!?
さらには「オメガ」「ソニック」「ターボ」そして「マッハ」などなど。どれもこれも速くて強そうな名前ばかり並んでいる。
実は、これらはすべて、以前もコネタで紹介したタキイ種苗が販売しているタマネギの種の名前。農業を営む方々にはお馴染みの名称かもしれないが、タマネギはもっぱら食べるだけの自分にとって、このユニークな名前はとても気になった。そこで、タキイ種苗の方に、命名の由来や経緯を聞いてみることに。

担当の方のお話によると、タキイ種苗における品種名命名は、試作段階ではまだ名前がなく、それぞれに番号を付けて呼んでおり、いざ発売が決定すると正式に命名することになるのだそうだ。命名の際には社内公募で品種名を募り、委員会がその中から候補を何点か選びだして、すでに登録があるかなどを確認のうえで命名しているとのこと。
品目によって応募数は違うが、少ないときは一品種30点くらい、多いときは200点くらいの応募があるという。
さて、この命名委員会、その名も「ネーミング委員会」というそうで、集まった名前から、まずはダブっているものを選り分け、品種名としてふさわしいかなどを検討して品種名候補の絞り込みを行っている。その後の討議で意見が一致しないときは投票で決めることもあるそうだ。
お目当てだったタマネギはというと、残念ながら古い品種だったため、命名にあたっての理由や由来などが、明確でないそうなのだ。それもそのはず、タキイ種苗は昨年で創業170周年、日本で初となる種苗の通信販売にいたっては、昨年で100年目を迎える老舗なのである。

タマネギ品種の由来については辿りつけなかったが、ネーミング委員会の討議をくぐり抜けた名称を紹介したい。というわけで、いくつかユニークな名前の品種を挙げていただいた。
『お黄にいり』:これは、ハクサイを切ったとき中が黄色のため、その色と「気に入る」をかけたもの。
『快豆黒頭巾』:黒豆系のエダマメで、怪盗黒頭巾と黒豆の黒色をかけ、怪は心地よい「快」にしてある。
『ビアフレンド』:ビールのつまみとしてエダマメは欠かせないので、切っても切れない仲間=友達=フレンドから。
『シャキット』:歯切れの良いイメージで名付けられたキュウリ。
このほかにも、小さな桃色トマトの『小桃』、たくさんトマトが成る『千果』、甘+トウガラシのとう+味が良いことを美人に例えた甘長系トウガラシ『甘とう美人』などなど、どれもこれも、わかりやすくて、ひねりが利いた名前ばかり。
さらには、ホウレンソウの「エスパー」や「メガトン」、「おてもやん」や「強力オーライ」。レタスの「サウザー」「マリア」などは、どことなく世紀末的な雰囲気が……。

日頃おいしくいただいている野菜の中には、こんな素敵な名前が付けられているものもあったんですねぇ。野菜嫌いのお子様にも、種の名前や由来を教えて楽しませたりしたら、いかがでしょう。個人的にオススメなのはブロッコリーの「チャレンジャー」なんて、まさにうってつけ。
(モンキー・オガワ)
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