TOKAI RADIOは、5月31日(日)19時00分から20時00分まで、岐阜県加茂郡東白川村に暮らす戦争体験者らを取材したドキュメンタリー番組「いくさ遺産 言霊をつぐもの」を放送する。


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マイクが残した戦争の記憶――中国大陸や北千島への出兵、シベリア抑留、満州開拓

2015年、東海ラジオはドキュメンタリー番組「いくさ遺産 村の言霊」を制作した。

岐阜県加茂郡東白川村に暮らす戦争体験者にマイクを向け、中国大陸や北千島への出兵、シベリア抑留、満州開拓といった、それぞれの記憶を丹念に記録した番組である。体験者自身の言葉で語られる戦争の記憶は、重く、そして確かな記録として残された。


それから10年が経過した2025年、村内の戦争体験者はほとんどがこの世を去った。戦争の記憶は「体験者に聞く」時代から、「次の世代が語り継ぐ」段階へと移りつつある。同年夏、村では朗読会「戦後80年~せんそうとへいわ~」が開催され、300人の老若男女が村最大のホールを埋めつくした。朗読会では17人の村民が、出兵者の手記や体験者への聞き取り資料を朗読し、戦争の記憶を共有した。


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記憶を守る場の変化と村の思い、戦争体験者不在の時代に向き合う朗読会

朗読会を主催したのは、地元の読み聞かせサークル「夢風船」。主宰の古田真由美さんは、20年以上にわたり戦争体験を語り継ぐ活動を続けてきた。一方、体験者の手記や遺品を収蔵してきた村内の「平和祈念館」は、設立から30年を超え、石造りの蔵の老朽化に伴い、2026年3月に移設された。形を変えながらも、戦争体験を語り継ごうとする村の思いは脈々と受け継がれている。


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また、番組では戦争体験者の遺族にもマイクを向けた。親世代から戦争の記憶を語られる機会は少なく、継承の難しさを感じさせた。

朗読会やラジオの音源は、戦争の記憶を伝える貴重な「遺産」といえるかもしれない。番組では、2015年に収録された戦争体験者の声と2026年に収録した遺族の声、さらに「夢風船」の現在の活動を対話させ、戦争の記憶を語り継ぐ意義と、その課題に迫る。


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【番組概要】
■放送局:TOKAI RADIO ( FM92.9MHz / AM1332kHz / radiko )
■番組タイトル:いくさ遺産 言霊をつぐもの
■再放送日時:2026年5月31日(日)19時00分~20時00分
■ナレーション・取材:源石和輝(TOKAI RADIO アナウンサー)
※この番組は、radikoのタイムフリー機能で、放送1週間後まで聴くことができる

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