森友学園の決裁文書改ざん問題で、財務省が検察へ任意提出した資料の開示を行っていますが、自死した近畿財務局元職員の妻が25日、財務省が不開示とした職員の直筆ノートや音声記録の開示を求めて新たに提訴することを明らかにしました。

森友学園をめぐる公文書の改ざんを命じられたことを苦に自殺した財務省近畿財務局の元職員の赤木俊夫さん(当時54)の妻・雅子さんは「真実が知りたい」として、財務省が任意で検察へ提出した文書などの開示を求め、これまでに13万8000ページの文書や俊夫さんの直筆のノートなどが開示されてきました。



4月に行われた文書開示では、財務省側が存在をほのめかしていた当時の上司のものとみられる近畿財務局職員の直筆ノートについて、個人のプライバシーに抵触する情報が含まれ、公にすることで個人の権利を侵害するほか、将来の検察の捜査に支障が出る可能性があることなどから不開示とされました。

また、森友学園との土地取引をめぐる音声データについても、声質や話し方などで発言者個人を特定できるおそれがあり、国の事業の遂行に支障が出るおそれがあるとして不開示とされました。

不開示とした財務省の対応について、雅子さんは4月に次のように話していました。

(赤木雅子さん 今年4月)
「(開示の)回を重ねるごとにだんだん中身にあまり重要性を感じないようなものばかりが出てくるような感じがして。こんなに何年もかけて裁判からやっていたら、本当は何が起きていたのかを知りたいっていうのでやってきたんですけど、腹立たしい」

雅子さんと弁護団はこの不開示について対応を検討していましたが25日、決定を不服として不開示決定の取り消しを求めて、提訴することを明らかにしました。

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