8回に同点適時打を放った並木はガッツポーズを見せた(C)産経新聞社

 ヤクルトは5月2日、DeNA戦(神宮)に6-5で勝利して2連勝。5-5の同点で迎えた9回一死一、三塁の場面で武岡龍世が右越え適時打を放ち、今季3度目のサヨナラ勝利となった。

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 チャンスが広がる度にヤクルトベンチのムードは高まる。4-2から6回に逆転を許しても、諦めることはない。8回二死一塁、代走の赤羽由紘が二盗に成功すると、途中出場の並木秀尊が中前適時打を放って、5-5の同点とした。

 ベンチに向かって珍しくガッツポーズを見せた並木は「チームの雰囲気自体が明るく、感情を出している。そこで自分もガッツポーズしました」と、笑みを浮かべた。

 前日の試合でサイクル安打を達成し、この日もマルチ安打を記録していた丸山和郁が試合中、足がつったとして無理せず途中交代。そんな中、代わりに入った6年目27歳が、同点打を含む2安打1打点1盗塁と結果を残した。

 池山隆寛監督は「みんな出る選手がいい活躍をしてくれている」と喜ぶ。この日、24歳の武岡はサヨナラ打を含む2安打2打点、23歳の内山壮真も4安打2打点と、打線をけん引した。

 若手選手を中心とした打線がチームに活気を与えていることに、吉岡雄二打撃コーチはこう述べている。

「みんなが同じ方向を向きながら、監督はじめ、明るく元気にという雰囲気をみんなでつくりながらやっているので、非常に思い切ってプレーに集中できていると思う。それが競争につながって、毎日出る選手が違ったりとかする状況ですけど、その選手たちが必死に結果を残してくれているので、いい相乗効果がある」

 指揮官を先頭に、首脳陣も結束の強さがうかがえる。

選手たちもその雰囲気の中、明るく感情を表に出す選手が増えた。これが今季のヤクルトの戦いぶりだ。

[文:別府勉]

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