打撃好調で、真価を発揮し続けている村上(C)Getty Images

 止まらない打棒で米球界の度肝を抜く村上宗隆(ホワイトソックス)。類まれなパワーを利した活躍には、同僚も脱帽しっぱなしだ。

 現地時間5月11日に米ポッドキャスト番組『Baseball Today』に出演したホワイトソックスのコルソン・モンゴメリーは、「彼は日本にいた時からすでに“本物”だったんだ」と熱弁を振るった。

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 モンゴメリーが「本物」と評するのも、無理はない。大物ルーキーとして迎え入れられた村上は、ここまで順風満帆だ。リーグワースト2位の三振率(35.6%)という確実性の“課題”は同居しているものの、15本塁打(リーグ2位)、29打点(リーグ3位)、長打率.545(リーグ6位)、OPS.907(リーグ6位)とメジャー屈指のスタッツを並べている。

 もっとも、開幕前は村上の地力に懐疑論も渦巻いた。現地時間5月8日に配信された米スポーツ専門局『ESPN』の記事では、匿名で取材に応じたア・リーグ球団関係者が「(MLBの)投手レベルが向上している中で彼の活躍を予測するのは難しかった。指標の予測モデルの盲点であり、どのチームにとっても自信を損なう結果とも言える」と語ったほどだった。

 村上について意見を求められたモンゴメリーは、開幕前に「(村上が)成功しないのではないか」と論じられたことについて触れ、「疑ってはいなかった。だって、日本で200本以上のホームランを打って、三冠王にもなってるんだからね」と指摘。そして、こうも続けた。

「世間ではよく『日本のピッチングがメジャーほどじゃない』とか『メジャーの方がレベルが高い』なんて言う人もいる。だけど、野球というスポーツ自体が難しいことに変わりはないんだよ。

あんな風に打ちまくるっていうのは、とにかくものすごいことだよ。チームが彼と契約を考えている時に、日本での実績やスイング映像を見て、僕は『絶対にチームの力になってくれる選手だ』と思っていた」

 さらに「(チームの)全員が圧倒されているよ。ただ、彼自身が自分に対してそういう活躍を期待している節がある」と続けるモンゴメリーは、日本からやってきた若武者の凄みを語った。

「チームの中にも、『これこそが僕らが彼に望んでいた姿なんだ』っていう、ある種の納得感みたいなものはあるよ。ただ、それは、彼自身が持っていた自信から来ているんだ。彼は自分でも『僕にはパワーがあるし、ホームランを打つ』って公言していた。だから彼が打ちまくる姿を見て、僕らは『イエッサー! そういうことね。確かに君の言う通りだ』って言うしかないんだ」

 まさに目に見える結果でもって逆風を静まらせた村上。その活躍に対する関心は、日増しに高まっている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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