キムラユニティーは、2021年3月期の期末配当で、「1株あたり2円」の”創業140周年記念配当”を実施すると、2021年3月26日の11時45分に発表した。これにより、キムラユニティーの配当利回り(予想)は3.17%となり、”3期連続増配”の見通しとなった。

 キムラユニティーは、2021年3月期の予想配当を修正し、中間配当(9月・権利確定済み)が「普通配当19円」、期末配当(3月)が「普通配当19円+記念配当2円=21円」、合計の年間配当額は「1株あたり40円」とすると発表した。

 年間配当額の前回予想は「1株あたり38円」だったので、前回予想より「2円」の増配となる。今回の増配発表により、キムラユニティーの配当利回り(予想)は3.17%となった。また、キムラユニティーの2020年3月期の配当は「1株あたり38円」だったので、前期比でも「2円」の増配となる。

 キムラユニティーは利益配分について、「継続的な安定配当の実施を基本としつつ、内部留保の充実に留意し、業績および配当性向等を総合的に勘案して、配当政策を決定する」としている。キムラユニティーは今回、この方針に基づいた普通配当に加えて、創業140周年を迎えられたことを記念し、「1株あたり2円」の記念配当の実施を決めたとのこと。なお、記念配当による増配が発表されたのは2021年3月に権利が確定する期末配当であり、キムラユニティーの期末配当の「権利確定日」は2021年3月31日、「権利付き最終日」は2021年3月29日となっている。
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キムラユニティーの過去10期の配当の推移は?■キムラユニティー(9368)の過去10期の配当の推移期年間配当額 期年間配当額2012/320円2017/327円2013/322円2018/327円2014/325円2019/332円2015/327円2020/338円2016/327円2021/340円
(予想)

 キムラユニティーは、2019年3月期以降、連続増配を継続しており、2021年3月期の配当予想「1株あたり40円」が予想通りに実施されれば、記念配当によるものとはいえ、”3期連続増配”を達成することになる。
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 また、キムラユニティーの配当額の伸び具合も確認しておきたい。連続増配が始まる直前の2018年3月期から2021年3月期までの3年間で、キムラユニティーの年間配当額は「1株あたり27円」から「1株あたり40円」まで、1.4倍に増加している。
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 参考として、キムラユニティーの株価も確認しておこう。キムラユニティーの株価は、2018年3月の終値1113円から発表当日(2021年3月26日)の終値1259円まで、13.1%上昇した水準で推移している。

■キムラユニティー(9368)の株価チャート/月足・10年

キムラユニティーの配当利回り+株主優待利回りは?

 キムラユニティーの2021年3月26日時点の株価(終値)は1259円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。

【※キムラユニティーの配当利回り】
株価:1259円
年間配当額:中間19円+期末21円=40円
配当利回り:40円÷1259円×100=3.17%

 キムラユニティーの配当利回りは3.17%。2021年2月の東証1部の平均利回りは1.89%(配当実施企業のみ)なので、キムラユニティーの配当利回りは「高め」と言える。
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 また、キムラユニティーは保有株式数と継続保有期間に応じて「お米券」が年2回もらえる株主優待を実施している。

■キムラユニティーの株主優待制度の詳細 基準日 保有株式数 継続保有期間 株主優待内容 3月末/
9月末 100株以上
500株未満 ― お米券2kg(880円相当)×年2回 500株以上
1000株未満 2年未満 お米券3kg(1320円相当)×年2回 2年以上 お米券5kg(2200円相当)×年2回 1000株以上 2年未満 お米券5kg(2200円相当)×年2回 2年以上 お米券7kg(3080円相当)×年2回

 キムラユニティーの2021年3月26日時点の株価(終値)は1259円、配当利回りは3.17%なので、「配当+株主優待利回り」を計算すると以下のようになる。

【※キムラユニティーの配当+株主優待利回り(100株保有時)】
投資金額:100株×1259円=12万5900円
優待品(お米券):880円相当×年2回=1760円相当
株主優待利回り:1760円÷12万5900円×100=1.40%
配当+株主優待利回り:3.17%+1.40%=4.58%

【※キムラユニティーの配当+株主優待利回り(500株・2年未満保有時)】
投資金額:500株×1259円=62万9500円
優待品(お米券):1320円相当×年2回=2640円相当
株主優待利回り:2640円÷62万9500円×100=0.41%
配当+株主優待利回り:3.17%+0.41%=3.59%

【※キムラユニティーの配当+株主優待利回り(1000株・2年未満保有時)】
投資金額:1000株×1259円=125万9000円
優待品(お米券):2200円相当×年2回=4400円相当
株主優待利回り:4400円÷125万9000円×100=0.34%
配当+株主優待利回り:3.17%+0.34%=3.52%

 キムラユニティーの「配当+株主優待利回り」は100株保有時で4.58%と高水準。優待内容は個人投資家に人気の「お米券」であるうえに、500株以上を保有している場合は、継続保有期間が長くなると利回りの上昇が期待できる点も魅力的だ。
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 キムラユニティーは、物流サービスが主力の会社。車両リースや車両整備といった自動車サービスや、情報サービス、人材サービスなども手掛けている。2021年3月期(通期)の連結業績予想は、売上高4.6%減、営業利益2.1%減、経常利益1.9%減、親会社株主に帰属する当期純利益9.4%減と軟調(すべて前期比)。
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■キムラユニティー業種コード市場年間配当額(予想)倉庫・運輸関連業9368東証1部、名証1部40円株価(終値)単元株数最低投資金額配当利回り(予想)1259円100株12万5900円3.17%※株価などのデータは2021年3月26日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。
 
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