そんなかき氷が、この一冊でもっと身近になる。メディアファクトリーから6月3日より発売されている『お家でいただく、ごちそうかき氷』(税別1,000円)は、お家で簡単に、そして好きな時に、好きなだけ、かき氷を食べてもらうことを目標に制作された、まさかの“かき氷のレシピ本”。
この本を執筆したのは、一年中かき氷を提供する“かき氷専門店”「埜庵(のあん)」の店主・石附浩太郎氏。愛好家にはお馴染みの名店だ。
そしてこの本を企画したメディアファクトリーの編集者も、重要な登場人物。この方、かき氷が大好きらしいのだ。
「冬にかき氷が食べたくなり、かき氷専門店として有名な埜庵さんにお伺いしたんですが、そこでのシロップやトッピングの豊富さにビックリしました」(担当編集者)
アイスだってビールだって、夏の限定飲食物ではない。今や、冬にいただくのもオツなもの。「ならば、冬にかき氷を食べるのが普通になる時代も近いのではないか?」と、思い入れたっぷりの希望的観測から、このレシピ本は企画された。
そこで、気になるのが本の内容。これが驚いた。噂には聞いてたけど、こんなにもかき氷にレパートリーがあるだなんて! 聞いたことがあるだろうか。日本酒と酒粕を用いた“酒粕かき氷”や、しょうがを用いた“薬膳しょうがかき氷”の存在を。