我ながら、体の動かさなっぷりが半端ない。パソコンに向かい、テレビを観ながらカタカタとキーボードを打ってるだけで過ぎ行く一日。
この日常が、体に良いワケがない。そういえば、首とか肩とか背中とかに違和感を感じる瞬間も多々ある。その上、9年前にぎっくり腰もやっているし。大丈夫か、俺……。
きっと、体を動かすべきなんだろうな。
そこで、ちょっと画期的なレッスンを見つけたんです。その名も「ろっ骨エクササイズ～カキラ～」。聞くところによると、筋肉ではなくろっ骨に直接効かせる運動だそう。
でも、何で「ろっ骨」が良いのだろう？ 考案者でありインストラクターでもある己抄呼（みさこ）氏に話を伺ってみた。
「以前より、関節について色々と勉強をしていました。姿勢には背骨が大きく影響しますが、背中をグニグニしても背骨自体は動かないんです。また、一方で呼吸の解剖学についても勉強していたのですが、呼吸すると動く『ろっ骨』のジョイント部分は背骨と背骨の間にあることがわかったんです」（己抄呼氏）
そこで、「どうやったらろっ骨を動かすことができるだろう？」と研究。すると、ろっ骨を動かすことで背骨が即座にほぐれるメカニズムが判明したという。それが、この「ろっ骨エクササイズ」である。
では、ろっ骨を動かすことで起こるメリットを説明しよう。
（1）ろっ骨が上下動することにより背骨（椎骨）間は刺激され、疲れや、老化、過度なトレーニングにより椎間板が圧迫され椎骨間が狭くなるのを防ぐ
（2）ろっ骨を前後、ラテラルに膨らますことにより、背骨の横突起、棘突起が刺激され、脊椎の更に違う関節部分を刺激し、動きを楽にしていく
（3）息を吸うことでろっ骨は上下動したり膨らんだりし、ろっ骨の間の筋肉（肋間筋）が刺激される。特に息を吸う際の外肋間筋はろっ骨を開き、柔軟な動きを促す
（4）ろっ骨が柔軟になると呼吸しやすい環境が出来上がり、 1回に酸素を吸える量が増える。よって、身体に多くの酸素を取り入れることができるようになる
（5）ろっ骨を動かし胸郭が柔軟になってくると、横隔膜の動きも更にスムーズになる。横隔膜は自律神経、中枢神経と連結しているため、吸う呼吸を意識するだけでも横隔膜（呼吸筋）が刺激され、交感神経を高め、身体が自然に運動モードに入り、エネルギーの消費が増え、ダイエット効果も見逃さない
わかりやすく言うと、ろっ骨を動かして背骨をほぐすと、肩こりや腰痛などが楽になる。また、交感神経を刺激するので代謝が上がる。ろっ骨を開くと、柔軟性も上がる。
また、このエクササイズの特徴として“即効性”が挙げられるようだ。
「できるだけ筋肉を反応させないで、関節や自律神経に直接効かせるので、すぐに効果が表れます」（己抄呼氏）
なるほど、筋肉だとどうしてもタイムラグがあるだろうし……。気軽に、てっとり早く結果を求めたがる人種にピッタリだ！ 私とか。
そんなわけで、私も実際にレッスンを受講してきました。場所は、六本木にあるカキラ専用スタジオ。ここに足を踏み入れると、20代のモデルから30、40代の女性まで幅広い年齢層の方が既に準備を済ませている模様。
ちなみに「カキラ」は、機能改善効果を目的として構成・構築された「型」の動きを実践することで進められるという。この型は、大小合わせて、350種類以上あるそうだ。激しくて早い動きは、全く行わない。
では、まずは2人一組になり、前屈でどの程度まで手が伸びるかを確認します。また、前屈をしている人の背骨の“盛り上がっている箇所”と“そうでない箇所”をパートナーがチェック。こうして、現時点で背骨がほぐれているか調べるのだ。
では、レッスンのスタート！ 己抄呼氏の指示に従って、様々な型を繰り返していきます。これが、イチイチ格好良くてですね。実はその辺りも意識して、己抄呼氏は型を考案してくれているそう。
注意点としては、次々と変わっていく型のスピードに付いていけなくても、シッカリやることが大事。腕や脚や腰や背中を伸ばしたり引っ張ったりしていると、明らかに身体に効いているのが自覚できます。いやぁ、かなり爽快だな。
ちなみにカキラでは、「頑張らないこと」を推奨しているという。力を抜いた状態でしっかり息を吸うと、交感神経が高まるのが理由だそうだ。
だからだろうか？ ゆっくりのスピードで進むエクササイズなのに、汗の量が予想以上。ろっ骨に直接効かせているからこそ、交感神経が高まった証拠です。
そんなこんなで、エクササイズが終了。さて、レッスン前と比較して体がどう変わったのか確認します。まず前屈をすると、明らかにさっきより楽に体を曲げられる自分がいる！ パートナーに聞くと、やはり私の身体はやわらかくなっているそうだ。マジで、即効性があるじゃないですか……。
この「カキラ」は、誰でも取り組めるのが特徴のエクササイズ。女性はもちろん、90代の高齢者でも効果が出るし、オシャレな感じで楽しめる。そして、横着な自分にもピッタリでした。頑張らなくて良くて、スグに効果が出るのが私好みだ。
（寺西ジャジューカ）
実は、睡眠もこのままの姿勢で取るケースが多くて。要するに、“寝落ち”ってやつですか？
この日常が、体に良いワケがない。そういえば、首とか肩とか背中とかに違和感を感じる瞬間も多々ある。その上、9年前にぎっくり腰もやっているし。大丈夫か、俺……。
きっと、体を動かすべきなんだろうな。
でも、何から始めて良いのか？ 筋肉痛にもなりたくないし。だって、仕事に支障が出るんだもの。
そこで、ちょっと画期的なレッスンを見つけたんです。その名も「ろっ骨エクササイズ～カキラ～」。聞くところによると、筋肉ではなくろっ骨に直接効かせる運動だそう。
でも、何で「ろっ骨」が良いのだろう？ 考案者でありインストラクターでもある己抄呼（みさこ）氏に話を伺ってみた。
「以前より、関節について色々と勉強をしていました。姿勢には背骨が大きく影響しますが、背中をグニグニしても背骨自体は動かないんです。また、一方で呼吸の解剖学についても勉強していたのですが、呼吸すると動く『ろっ骨』のジョイント部分は背骨と背骨の間にあることがわかったんです」（己抄呼氏）
そこで、「どうやったらろっ骨を動かすことができるだろう？」と研究。すると、ろっ骨を動かすことで背骨が即座にほぐれるメカニズムが判明したという。それが、この「ろっ骨エクササイズ」である。
では、ろっ骨を動かすことで起こるメリットを説明しよう。
（1）ろっ骨が上下動することにより背骨（椎骨）間は刺激され、疲れや、老化、過度なトレーニングにより椎間板が圧迫され椎骨間が狭くなるのを防ぐ
（2）ろっ骨を前後、ラテラルに膨らますことにより、背骨の横突起、棘突起が刺激され、脊椎の更に違う関節部分を刺激し、動きを楽にしていく
（3）息を吸うことでろっ骨は上下動したり膨らんだりし、ろっ骨の間の筋肉（肋間筋）が刺激される。特に息を吸う際の外肋間筋はろっ骨を開き、柔軟な動きを促す
（4）ろっ骨が柔軟になると呼吸しやすい環境が出来上がり、 1回に酸素を吸える量が増える。よって、身体に多くの酸素を取り入れることができるようになる
（5）ろっ骨を動かし胸郭が柔軟になってくると、横隔膜の動きも更にスムーズになる。横隔膜は自律神経、中枢神経と連結しているため、吸う呼吸を意識するだけでも横隔膜（呼吸筋）が刺激され、交感神経を高め、身体が自然に運動モードに入り、エネルギーの消費が増え、ダイエット効果も見逃さない
わかりやすく言うと、ろっ骨を動かして背骨をほぐすと、肩こりや腰痛などが楽になる。また、交感神経を刺激するので代謝が上がる。ろっ骨を開くと、柔軟性も上がる。
また、このエクササイズの特徴として“即効性”が挙げられるようだ。
「できるだけ筋肉を反応させないで、関節や自律神経に直接効かせるので、すぐに効果が表れます」（己抄呼氏）
なるほど、筋肉だとどうしてもタイムラグがあるだろうし……。気軽に、てっとり早く結果を求めたがる人種にピッタリだ！ 私とか。
そんなわけで、私も実際にレッスンを受講してきました。場所は、六本木にあるカキラ専用スタジオ。ここに足を踏み入れると、20代のモデルから30、40代の女性まで幅広い年齢層の方が既に準備を済ませている模様。
ちなみに「カキラ」は、機能改善効果を目的として構成・構築された「型」の動きを実践することで進められるという。この型は、大小合わせて、350種類以上あるそうだ。激しくて早い動きは、全く行わない。
では、まずは2人一組になり、前屈でどの程度まで手が伸びるかを確認します。また、前屈をしている人の背骨の“盛り上がっている箇所”と“そうでない箇所”をパートナーがチェック。こうして、現時点で背骨がほぐれているか調べるのだ。
では、レッスンのスタート！ 己抄呼氏の指示に従って、様々な型を繰り返していきます。これが、イチイチ格好良くてですね。実はその辺りも意識して、己抄呼氏は型を考案してくれているそう。
注意点としては、次々と変わっていく型のスピードに付いていけなくても、シッカリやることが大事。腕や脚や腰や背中を伸ばしたり引っ張ったりしていると、明らかに身体に効いているのが自覚できます。いやぁ、かなり爽快だな。
ちなみにカキラでは、「頑張らないこと」を推奨しているという。力を抜いた状態でしっかり息を吸うと、交感神経が高まるのが理由だそうだ。
だからだろうか？ ゆっくりのスピードで進むエクササイズなのに、汗の量が予想以上。ろっ骨に直接効かせているからこそ、交感神経が高まった証拠です。
そんなこんなで、エクササイズが終了。さて、レッスン前と比較して体がどう変わったのか確認します。まず前屈をすると、明らかにさっきより楽に体を曲げられる自分がいる！ パートナーに聞くと、やはり私の身体はやわらかくなっているそうだ。マジで、即効性があるじゃないですか……。
この「カキラ」は、誰でも取り組めるのが特徴のエクササイズ。女性はもちろん、90代の高齢者でも効果が出るし、オシャレな感じで楽しめる。そして、横着な自分にもピッタリでした。頑張らなくて良くて、スグに効果が出るのが私好みだ。
（寺西ジャジューカ）
