自動車運転免許を取得してからもずっとペーパードライバーだったが、そろそろ車を買おうか検討中の筆者。車種の候補はだいたい決まり、あとは細かな情報を集めているところだった。
ところがふと、自動車の補償に関する知識が全然ないことに気が付いた。いままで一人暮らしで自家用車もなかったからだ。自動車の補償について、まったくの初歩の初歩から全労済の担当者に質問してみた。

「自賠責」では相手の自動車や建物への損害は対象外


自動車の「共済」と「保険」の違いって? マイカー共済について全労済に聞いてみた

――そもそも自動車関連の補償を利用する必要ってあるのでしょうか? 自賠責保険というのがあるらしいですが

全労済: 自動車補償には、すべての自動車(二輪・原付を含む)が強制加入を義務付けられている「自賠責保険(共済)」と、それだけではカバーしきれない範囲を補うために任意で加入する「自動車保険(共済)」があります。
自賠責保険(共済)は、被害者保護の観点から、被害者の死亡やけがなどが補償されますが、自分(運転者)のけがや、自分や相手の自動車など財物の損害は補償されません。
また、被害者への補償額は、自賠責保険(共済)が1名につき3000万円なのに対し、任意の自動車保険(共済)は無制限などが選べるようになっていたり、事故時のサポートや示談交渉サービスが付いているものもあります。交通事故発生時は精神的な負担も大きいので、任意の自動車保険(共済)への加入をおすすめします。

――自動車保険と自動車共済がありますが、共済って一体なんですか? また、共済は一般的に掛金が安い傾向があるみたいですが、どういう仕組みになっているのでしょうか?

全労済: 「共済」と「保険」は万一のリスクに備えて掛金(保険では保険料という)を支払い、そのリスクに遭ったときに共済金(保険金)を受け取るという仕組みは同じですが、「共済」は営利を目的としない生活協同組合が実施している保障商品です。
「共済」は私たちの生活を取り巻くリスクに対して、組合員が相互に助け合うという活動を、保険の仕組みを使って確立した保障制度であり、一人一人の組合員が支払った掛金が集まり、万一のリスクによって経済的なダメージを受けた組合員を助ける共済金になります。
「共済」は不安にみんなで備える安心の分かち合いといえます。

――マイカー共済にはどんな人が加入しているのでしょうか?

全労済: 通勤、通学、家族でドライブなどさまざまな場面で幅広い世代の方にご利用いただいており、2016年2月末時点の契約数は約215万件となっています。

――マイカー共済は、サービス面ではどんな特徴があるのでしょうか? 事故に巻き込まれても24時間対応してもらえるのですか?

全労済: 全国77カ所、約820名のスタッフがスタンバイして、事故発生時から事故後のフォローまで親身に対応します。事故の受付は休日・夜間問わず、24時間365日、事故現場からご連絡をいただき、お客さまの要請があれば全労済が委託したスタッフが現場に駆けつけサポート(事故状況や地域によって対応できない場合があります)。また、対人・対物賠償事故には示談交渉サービスも行っており、事故解決までお手伝いします。事故後の相談には「マイカー共済事故相談ダイヤル」で、交通事故に関する質問や相談にお答えします。

――マイカー共済を利用するのに向いている人ってどんな人ですか?

全労済: 全労済のマイカー共済は22等級、最大64%割引まで設定しているため、長期間無事故で安全運転を続ける方ほど掛金が抑えられます。また、契約車両が全労済指定のハイブリッド車である場合は、掛金が7%割引となり中古車にも適用されます。
インターネットで簡単に無料見積もりできますし、全国に約200カ所の相談窓口がありますので気軽にお立ち寄りください。

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