大河ドラマ「西郷どん」(原作:林真理子 脚本:中園ミホ/毎週日曜 NHK 総合テレビ午後8時 BSプレミアム 午後6時) 
第22回「偉大な兄 地ごろな弟」6月10日(日)放送  演出:岡田 健
「西郷どん」22話。錦戸亮、颯爽と登場。吉之助の弟まで「西郷どん」
NHK大河ドラマ「西郷どん」完全ガイドブック PART2 (TOKYO NEWS MOOK 712号)

NHK大河ドラマ「西郷どん」完全ガイドブック PART2

久光を怒らせる吉之助


三年ぶりに、吉之助(鈴木亮平)が薩摩に帰って来た。
大島三右衛門(島に三年いたから)と名を変えて、国父こと島津久光(青木崇高)に会う。
腐った幕府を倒すと豪語する久光に、江戸で経験を積み奄美大島でも見聞を広めた吉之助は、世間を知らな過ぎると異見を唱える。
薩摩しか知らない「地ごろ」・・・要するに「田舎者」と吉之助に指摘された久光は激怒する。

吉之助役の鈴木亮平も肉がついて貫禄が出てきているが、久光役の青木崇高もだいぶ肉がついてどっしりして見える。頼りないと言われる役とはいえ、藩の上に立つ人間としてのそれなりの貫禄と、自分なりに政治についていろいろ考えていることと、優秀な兄の代わりをやるプレッシャーなどが表情に複雑に滲み、青木崇高とはまるで違った顔になっていることに圧倒される。役割としては残念なキャラではあるが、青木の演技は注目に値する。

せっかくがんばって久光に吉之助を島から呼び戻してもらった大久保一蔵(瑛太)は戸惑いを隠せない。
その日、精忠組が吉之助帰還を祝おうとしたが、すっかり空気が沈殿してしまう。
だが吉之助の考えも無理もない、久光は斉彬(渡辺謙)と比べたら「らっきょう」のようだとひどいことを言う精忠組の面々。