ついに漢a.k.a.GAMI(→twitter)が登場である。
即興のラップバトル番組『フリースタイルダンジョン』5th season Rec 3-4(→公式、→テレビ朝日、→Abema)で毎週火曜日深夜放送。
「ヤキ入れにこなきゃいけない」
威圧感がでかい。
対する2代目モンスターは輪入道(→twitter)。
フリースタイルダンジョンの初期、1st Season Rec5で対戦したふたり。
それまでコンプラを気にしていた漢a.k.a.GAMIが、この対戦でリミッター解除したという歴史がある。
「ゴロツキでも殺す気」
「くだらねぇテメェ裏でも言ってみろよ同じ事よ」
と、呂布カルマが「不良比べになるとちょっと分が悪いのかな」とコメントしたように、漢さんの不良っぷり炸裂。
第2ラウンドでも、
「俺はまるで孫悟空みてぇに未だに飛び回ってるよ【コンプラ】みたいに」
コンプラはおそらく「うぇいよー」(参照UZI逮捕「フリースタイルダンジョン」放送中止。これからどうなるのか)。
さらに、「もっと上を見ろよ」と飛翔のイメージを綺麗につなげておきながら、最後は、
「単なるバカ アホ クソ野郎」
とただの子供の喧嘩みたいな悪口でしめて、最高。
漢、ROUND2をクリティカルで制す。
次なる2代目モンスターはACE。
新宿育ちのふたり。
「攻めあぐねる」とACEはコメント。
10代から世話になっているのでやりにくいのだろう。
だが「真っ向勝負」で行く、と。
「地元の先輩 日ごとの先輩 仕事も限界 どうなってんだよ現在の展開」
ACE、韻を踏む数めちゃくちゃ多く仕掛ける。
「あそこのR-指定みてぇな髪型したおっさんもなんかさっきのクリティカルに首傾げてるって俺に」
クリティカルで呂律が回らず、だが慌てず、たしかめるように言い直す。
3対2で漢が取る。

ラウンド2。
漢「俺はまだ今日は10分の1で十分この位置まで来た。噛んでてても勝ってるって事を証明すんだ。神懸かってるさ今日は俺の方がカリスマだ」
と、第1ラウンドで噛んだ事を使ってアタック。
CHICO CALITOも「10分の1の力で十分この位置、はっさみよーてじー」と沖縄弁で感嘆する。
ACEは「フェロモンだ」「エドモンド本田」「手の込んだ本番」「HIPHOPはホンチャン」と固い韻を踏みまくる。
判定は、3対2で漢。
バトルが終わって
「何でですかね? いまのは。自分でも負けたのかと思いつつ」
とコメントする漢さん。
このあたりを明け透けに言えるのが強さなのだろう。
次回は、裂固が対峙する。(テキスト/米光一成 イラスト/まつもとりえこ)