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岡田将生「昭和元禄落語心中」を落語版「蒲田行進曲」と紐解いてみた

NHK総合のドラマ10の新シリーズ「昭和元禄落語心中」(金曜よる10時〜)が先週よりスタートした。原作は雲田はるこの同名マンガで、2016年と2017年にはテレビアニメ化されている(当エキレビ!ではオンエア時、杉江松恋が各話レビューを執筆した)。

先週放送の第1回は、若き日の落語家・八代目有楽亭八雲(岡田将生)と芸者のみつ吉(大政絢)の心中事件をほのめかすモノクロの回想シーンから一転、昭和52(1977)年、すっかり歳を重ねて名人と呼ばれるまでになっていた八雲に、刑務所帰りの与太郎(竜星涼)が弟子入りを申し出る場面から始まった。与太郎は服役中、八雲が慰問に来て演じた「死神」に感動して、出所したら落語家になろうと思い立ったという。八雲はそれまで弟子をとるのを頑なに拒んできたが、どういうわけか与太郎の入門を認める。
岡田将生「昭和元禄落語心中」を落語版「蒲田行進曲」と紐解いてみた
NHK総合でスタートしたドラマ「昭和元禄落語心中」。第1話は、原作マンガの単行本第1巻(画像)から第2巻前半のストーリーをもとにしていた

名人・八雲のねじくれた人間関係


原作の「与太郎放浪篇」(単行本第1巻第2巻に収録)にあたる第1回を見ていて印象に残ったのは、八雲と与太郎を中心に、登場する人物の関係がことごとくねじくれているということだ。

八雲は弟子にとった与太郎を、寄席へ連れて行ったりはするものの、自分から稽古をつけようとはしない。八雲の家では、運転手の松田(篠井英介)が家事全般をこなすほか、小夏(成海璃子)という若い女が同居していた。小夏は、八雲と同門で親友ともライバルともいうべき天才落語家・有楽亭助六の娘だ。助六が早世したあと、彼女は八雲のもとで育てられながら、父を殺したのは八雲だと思いこみ、ときどき衝突もする。

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「岡田将生「昭和元禄落語心中」を落語版「蒲田行進曲」と紐解いてみた」の みんなの反応 8
  • 匿名さん 通報

    一人の連投コメは見ていて痛い。

    2
  • 匿名さん 通報

    >与太郎は、自分にはもうここしか居場所がないと八雲にひたすら訴える。そんな彼の姿に、八雲はふと、少年時代の自分を重ね合わせた。  やはり、過去の自分自身でしたか。

    1
  • 匿名さん 通報

    >バカがつくほどおおらかで、そのじつ繊細な役柄は竜星涼にもぴったりで、好感が持てる。  合ってますね。

    1
  • 匿名さん 通報

    >タバコをふかす姿にはちょっと驚いたが。  同感です。意外でした❗

    1
  • 匿名さん 通報

    >彼が小夏や与太郎にたびたび苛立ちを示すのも、二人のなかに助六の存在を見てしまうからだ  それは、あるでしょうね。

    1
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