We♡SMAP #14｜香取慎吾「僕の人生には驚きが多すぎる！」スケジュールぎっしりの結成18周年

ずっとSMAPが好き♡ SMAP特集

2006年はシングル2作。4月19日に『Dear WOMAN』、10月11日に『ありがとう』をリリース、アルバムは7月26日に『Pop Up! SMAP』をリリース。7月30日から札幌ドームを皮切りにコンサートツアー『Pop up! SMAP―飛びます!トビだす!とびスマ?TOUR』がスタート。ライブのコンセプトは“Pop up”。スモークの中からメインステージまで飛ぶように、ワイヤーアクションを使って現れた。

【前回レビュー】We♡SMAP #13｜ドラマ出演にライブ、バラエティのお笑いも全力、本気でやるのがSMAP

9月9日で結成18年、CDデビュー15周年を迎えたSMAP。国立競技場で記念日をお祝いした。本公演終了時で、これまでに行ったライブ467回。総動員数は833万9400人（オリコン／06年10月2日号）。

MCパートでは、ケーキとシャンパンが登場。会場からの「おめでとう」の声に合わせて、シャンパンを飲み干した。中居は「デビューしてからきょうの国立競技場で467回ライブをやってるんですよ、で、今年のライブで800万人の人を動員、今日の国立競技場で833万9400人の方と」と記録を伝え、続いてメンバーがそれぞれファンに挨拶。この様子はDVD『Pop Up! SMAP LIVE! 思ったより飛んじゃいました! ツアー』に収録されている。VHS版は本作がラスト。

セットリストに並ぶのはヒット曲ばかり。CDデビュー15年周年、ファンに囲まれてステージで飲み干したシャンパンはひときわ美味しかったのではないだろうか。


●2006年の抱負『ザ・テレビジョン』（2006年1月6日号）
2005年年末から2006年年始とSMAPとしても個人としても番組出演スケジュールがぎっしり。『SMAP×SMAP』XmasSP、『美女と野獣のクリスマスSP』（ともにフジテレビ系）、大晦日は『第56回NHK紅白歌合戦』に出場。

中居正広は『ブラックバラエティ』（日本テレビ系）に『体育会系スポーツ大忘年会SP』『クリスマスの約束』『金スマ！波瀾万丈SP』（ともにTBS系）などスポーツ番組に単発ドラマに出演。中居、草なぎ剛と香取慎吾の3人は『笑っていいとも！』（フジテレビ系）も。木村拓哉は2003年からスタートした『さんタク』（フジテレビ系）に出演。映画『2046』がWOWOWにて放送。


稲垣吾郎はレギュラーの『忘文』（フジテレビ系）、『SmaSTATION-5』（テレビ朝日）出演。『金田一耕助シリーズ』第3弾（フジテレビ系）に、『GORO’S BAR SP』（TBS系）。草なぎは「『ぷっ』すま」（テレビ朝日系）のSP放送が年末年始に。香取慎吾は『SmaSTATION-５』に『特上！天声慎吾』、『第75回新！仮装大賞』（ともに日本テレビ系）、年明けはドラマ『西遊記』（フジテレビ系）がスタート。

年末年始もスペシャル番組が多数放送され、バラエティ番組にレギュラー出演組は相変わらず忙しそう。誌面では2005年の振り返りと2006年の抱負を語った。

■現状維持　中居正広
前年のライブでは体の動きを軽くしたいと体重を6キロ絞ったという中居。「今までは年に1コ新しいことをやろうと思ってたんだけど、’05年は特に新しいこともせず、ゆっくり過ごしながらレギュラーの仕事をコツコツ頑張るというのが心地よくて」。

前年の振り返りで、『27時間テレビ』の明石家さんまと島田紳助とのトークコーナーを回顧。「この3人がそろうとどんな感じになるのか予想がつかない分、武器を持たずに戦場に立ったみたいな感じで怖かったし、何度もアクセル踏みながらフル回転で走り切ったという感じ」と、刺激的だった番組を振り返っていた。

プライベートニュースとして「レミパン」を挙げた。「友達からレミパンをもらって使ったら、目玉焼きがこびりつかなくてすごく良かったの！」。これ以来、自らハンズなどで購入して友人やスタッフに贈ったという。「僕は手渡しが好きなんで」。

■映画をたくさん見たい　木村拓哉
’05年は月9ドラマ『エンジン』（フジテレビ系）でスタートを飾った木村拓哉。「こないだDVDが届いてさ。

アルバムをめくる感覚で特典映像を見たら、クランクアップの場面でやっぱ『いい現場だったな』って感じた」。この作品をきっかけにプライベートの車もオートマからマニュアル車に変わったという。「本当は最後のレースで主人公が勝つ話だったのが、勝たない方がいいって途中で変わったんだよ。それも、俺と監督との意見が偶然にも全く一致して」と撮影秘話を明かした。




2006年12月公開の映画『武士の一分』で、山田洋次監督との仕事について。「外見的な身だしなみよりも、内面的な身だしなみを整えた上で現場に触れたいと思う」。月9常連の大人気俳優であってもこの低姿勢。だから、なのだろう。

また、こうも綴られていた。「やっぱ自分って家族やスタッフ、共演者の方たちとか、ホントに支えがないと何にもできないじゃん。そういう存在からは目をそらすことなく、’06年もやっていきたいですね」。SMAPのインタビュー記事には必ずといっていいほど周囲への感謝の言葉が綴られている。

プライベートニュースは新しい家族として犬を迎えた。「ラブラドルレトリバーで2歳のギャル（笑）。名前はヒミツだよ」。愛犬がいると気持ちの上ですごく違うそう。“ギャル”が木村らしい表現だ。

■かなり働いた　稲垣吾郎
ドラマにライブと忙しかったと稲垣。TBSドラマ『Mの悲劇』、フジテレビ系『飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ』に出演。『金田一耕助シリーズ』3作目『女王蜂』と続いた。「どれもシリアスな作品だったけど、その間にバラエティーにも出て、シングルとアルバムをリリースして、ツアーもやって…と、よくよく考えると、かなり働いたよね、僕（笑）」。3年分の仕事を1年で経験した気分と綴っている。


中でも富山県出身の医師・井村和清の手記をもとにドラマ化した『飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ』を挙げていた。作品を通して当たり前の幸せに気づいたという。「芝居は理屈じゃなく、技術的にコントロールできるものでもないってことを実感できたのも大きな収穫だったね」。

プライベートニュースは、たまにリフレッシュのために行ったゴルフ。ちなみにゴルフ歴10年の稲垣の母がホールインワンを決め、雑誌で言わないよう口止めされてたのだそう。それなのに話しちゃうゴローちゃん！（笑）

■慎吾に“仕事の鬼”とか冗談のように言われる　草なぎ剛
香取から“仕事の鬼”と冗談交じりで言われるという草なぎ。稲垣同様にドラマにコンサートと忙しかった。「休みたいとかあんまり思わないな。休んだところで、たぶんボーッとしてるだけだし」。

「疲れたなと思っても、寝れば大丈夫。今が人間として一番元気な時期なのかもしれない。一つ作品ができれば、大変だったけどやって良かったと思える自分がいるから頑張れるのかな。楽しいこともいっぱいあるしね。親友感覚のある慎吾と『24時間テレビ』（日本テレビ系）を一緒にやったときも仕事じゃないような感覚だったし」と、前年に香取と挑んだ奮闘を振り返った。

プライベートニュースは、映画『日本沈没』の会見の日に、同じホテルに文化勲章の受賞会見で訪れていた森光子に挨拶。たまたま居合わせた大地真央と3人で写真撮影した。「ラッキー！」。


■僕の人生には驚きが多すぎる！ 香取慎吾
「日々いろんなことが起こり過ぎている」という香取。「人から言われて『NASA、行ったなぁ』、そうそう『24時間』やったね、みたいな。いい意味で僕の人生には驚きが多過ぎるんですよ」。2006年1月9日スタートのドラマ『西遊記』で行ったオーストリアロケについて、「も～衝撃すぎて。楽しかったけどキツかった。『新選組！』の大変をすでに超えそうな勢い」と語っていた。

2018年3月放送の『おじゃMAP!!』（フジテレビ系）に『西遊記』で共演した内村光良が登場。久しぶりの再会を抱き合って喜んでいた。そこでも内村が「寒さも相まって強烈に覚えている」とロケを振り返っていたが、それほど過酷なロケだったようだ。

また、香取が『西遊記』を引き受けた理由を聞くと、内村は「すごい面白そうだなと思った」と、香取と伊藤淳史、深津絵里の3人に興味を持ったと話した。


プライベートニュースは、友達の子どもと遊んだこと。3、4歳の子と同じ目線で遊んだという香取。「手をつないで街を歩いていると、周りの、見ちゃいけないものを見ちゃった、っていう微妙なリアクションが面白いんだよね（笑）」。

ずっと後の話になるが、これと似たような件が記事になっていたような……。当人は面白がっていたようで何よりです。
（柚月裕実）

※次回の更新は12月13日（月）21時予定！ レビューを更新しましたら、エキレビ！のツイッターでお知らせします