We♡SMAP #17|中居正広が明かした、故・今井雅之との“確執”エピソード 2011年のSMAP
イラスト/おうか

ずっとSMAPが好き♡ SMAP特集

今回は2011年~2013年のSMAPについて。2011年はシングル1作、12月21日に『僕の半分』をリリース。2012年はシングル2作、4月25日に『さかさまの空』と、8月1日に『Moment』
そして20枚目のアルバム『GIFT of SMAP』を8月8日にリリース。翌、2013年はシングルを3作、2月27日に『Mistake!/Battery』、6月5日に『Joy!!』、12月18日に『シャレオツ/ハロー』

【前回レビュー】We♡SMAP #16|木村拓哉「SMAPの一員であることに喜び感じる」2009年のSMAP

ドラマの主題歌にオリンピック番組のテーマソングと、ファンではなくても「あの曲だ!」とわかる人も多いだろう。「Moment」はサカナクションの山口一郎が作詞・作曲を手掛けたことでも話題に。

両A面シングル『Mistake!/Battery』は“攻め”の姿勢を感じた作品で、「Mistake!」『SMAP×SMAP』のテーマソングのほか、番組で連続ドラマ『Mistake!』が放送されたのも思い出深い。楽曲を歌って踊るだけではなく、米倉涼子、河北麻友子を招いてドラマ化する。
この自由度の高い展開は、冠番組を持っているSMAPならではだろう。MVとは違う角度から楽曲を楽しめた。

一方「Battery」は2013年「UNIVERSAL STUDIOS JAPAN × SMAP WORLD ENTERTAINMENT PROJECT」の一環として、アトラクション「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」とのコラボレーションのために書き下ろされた全編英語詞の作品。前向き走行、後ろ向き走行とエキサイティングなアトラクションにぴったりの疾走感溢れる楽曲。もちろんステージでも、刺激的なパフォーマンスが見られた。誰もが歌いやすい楽曲が多い印象だが、そんな中でも目が覚めるような一曲。



CDデビュー20周年の2011年、変わらず多忙なSMAP

●中居正広 12年ぶりにあの主演ドラマが復活(オリスタ/2011年1月3・10合併号)

中居にとって初の連続ドラマ主演をつとめた『味いちもんめ』(テレビ朝日系)が12年ぶりに新春ドラマスペシャルとして復活。伊橋悟が帰ってきた。95年1月期に放送され、96年に第2シリーズ、97、98年とスペシャル枠で放送された。伊橋が料亭「藤村」を舞台に一人の料理人として成長していく姿を描いたもので、第1シリーズは平均視聴率16%、第2シリーズは18%を記録したという。

「僕は、伊橋悟がすごく好きですね。自分に近い部分もあるので。なんか居心地がいいです」
この作品といえば、中居と第2シリーズで共演した故・今井雅之との“確執”エピソードが思い出深い。アイドルが俳優をすることに対してまだまだ風当たりが強かった時代。中居と今井が収録中にケンカをしたこと、のちに和解して酒を飲み酌み交わす仲になったことなどが語られた。また『ナカイの窓』では2人が結託してケンカドッキリを仕掛けたことも。


●木村は子どもの頃最初に見た映画『ヤマト』に関わることに(ポポロ/2011年1月号)

アニメ作品『宇宙戦艦ヤマト』の初の実写版映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』が2010年12月1日に公開された。木村拓哉は古代進役を演じた。
「初めて自分の意志で劇場に見に行った映画って『ヤマト』だったんですよ」。幼稚園の頃に親に頼んで連れて行ってもらったという。

「古代進役だ、と言われて最初に抱いた感想は、いやいやいや、と(笑)。誰もが知ってるヒーローですからね。とはいえ幼稚園児の僕が描いた、最初の古代進のイメージは、ヒーローというより『森雪を最後に抱きかかえていく、あの男はなんだろう?』という印象が強かった」。木村はヒーロー性よりも多面性を意識したという。
「映像美とはまた違った人間の部分で、こまやかな葉脈みたいなところを描ければいいな」。試写会への応募は、なんと10万通だったのだそう。


●草なぎ剛 主演映画を皇后美智子さま(現・上皇后)と3時間の試写会

主演映画『僕と妻の1778の物語』の試写会に皇后美智子様がご出席され、草なぎのほか妻役で共演した故・竹内結子も同席。これまで美智子さまにはSMAPのメンバーは誰もお会いしたことがなかったという。

「心臓が飛び出るほど緊張した」と草なぎ。SMAPのグループの一員として活動していると自己紹介したところ、「大きくて温かいオーラで包まれたような気分になって一気に緊張が解けましたね」
写真には肩が触れそうなほど近い距離で、並んで座り言葉を交わす一コマが。お出迎えから試写、会談と約3時間を過ごしたという。


帰り際、美智子さまに握手を求めた草なぎ。「警護の人はちょっとびくっとしてましたけど(笑)、30秒ぐらい、しっかりと手を握ってくださいました」。SMAPのメンバーについても、「みなさん体に気をつけて頑張ってください」と激励の言葉をいただいた。そのお言葉をメンバーに伝えたところ、草なぎが美智子さまにお会いした件を知らなかったこともあり、「初めはみんな“何いってんだ”みたいな感じだったんですけど、経緯を説明したら“素晴らしい”ってとても喜んでいました」



CDデビュー20周年を経て メンバーが語るメンバーの言葉

雑誌に揃って登場したのは2年半ぶりというポポロ2011年3月号。CDデビュー20周年という節目を迎えたSMAPに、5人の間でのルールなどについて質問が及んだ。

その中で、稲垣吾郎は中居の言葉を紹介。「うれしいときは“ありがとう!”と言ったほうがいいよ」「僕は人から何かしていただいたときに喜びを表現することがうまくなくて、そんなとき、中居くんに『相手には感情を込めてお礼を言うべき』と言われたことがあるんです」。かなり前の話と前置きして、「ありがたいアドバイスだった」とも。

また、稲垣は5人揃ったときの雰囲気について、「緊張感がある」と回答。「5人でいると“みんなでひとつのものを作る”っていう意気込みや、“あきらめない心”を強く感じるんですよ」


香取慎吾は木村からの言葉「Do your Best!」を挙げた。「木村くんは現場でいっしょになったときにドラマの台本を持っていると、さりげなく『Do your Best!』って英語で書き込んでくれるんです。口に出さないで台本に書くのが木村くんらしい。そうやって何回も勇気づけてくれました」

また、グループにはルールがないのが居心地がいいと香取。「もし何かしらの決めごとやルールがあったら、きっと破りたくなるからね(笑)。だからルールなしでよかった(笑)」

このほか、お風呂掃除に3時間費やしたこと(しかもまだ半分しか終わってない)、また、思い付きで3時間かけて歩いて帰ったりする“突然の行動”のためにリュックが必要とも。元気な慎吾ちゃん!
(柚月裕実)

※次回の更新は1月3日(月)21時予定! レビューを更新しましたら、エキレビ!のツイッターでお知らせします

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Writer

柚月裕実


Web編集/ライター。ジャニヲタ。アイドルがサングラスを外しただけでも泣く涙腺ゆるめな30代。主にKAT-TUNとNEWSですが、もはや事務所担。

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@hiromin2013