「第1回マイナビスケートボード日本OPEN」が神奈川県藤沢市の鵠沼海浜公園スケートパークにて、2022年4月9日(土)~10日(日)の2日間に渡り開催された。注目のパーク種目にて男子は永原悠路(ナガハラ・ユウロ)選手が初優勝を収めた。

大会リポート

先日の北京冬季オリンピックのスノーボード・ハーフパイプ種目で金メダルを獲得した平野歩夢選手が二刀流として挑戦し、昨年の東京オリンピックに出場したことで一躍注目を浴びたスケートボード・パーク種目。今年から開催された「日本OPEN」第1戦のパーク種目の男子決勝が4月10日に行われた。

今大会の男子カテゴリーには39名の選手が参加し、その中で予選・準決勝を勝ち上がった上位8名の選手が決勝進出。決勝には昨年の全日本チャンピオンの笹岡建介選手をはじめ国内のトップ選手たちによって熱い戦いが繰り広げられた。

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優勝した永原選手のライディング

熾烈な接戦の中、永原悠路が74.63ptで優勝、笹岡建介が71.33ptで準優勝、櫻井壱世が60.03ptで3位という結果となった。

今大会で自身初優勝となった永原は準決勝をトップで通過。決勝ラン1本目ではミスの無い滑りを魅せ70.53ptをマーク。2本目では転倒により得点を伸ばせずに暫定2位の位置で3本目を迎えることとなった。最終ランでは「フロントサイドテールブラント」や「キャバレリアル・ディザスター」など大技含めフルメイクでランを終え、自身の1本目のスコアを塗り替える74.63ptで見事逆転優勝を果たした。

逆転優勝!全日本チャンピオンを下し「第1回マイナビスケートボード日本OPEN」注目のパーク種目 男子は永原悠路が初優勝
優勝した永原選手のハイエアー

準優勝は全日本チャンピオンの笹岡。今大会の最年長選手で日本のスケートボード・パークシーンを牽引する彼は、大会を通して完成度の高いトリックとハイエアーで得点を伸ばし決勝1本目で71.33ptをマークするも、2本目・3本目では同じミスが続き転倒。惜しくも永原の74.63ptには届かなかった。

逆転優勝!全日本チャンピオンを下し「第1回マイナビスケートボード日本OPEN」注目のパーク種目 男子は永原悠路が初優勝
準優勝の笹岡選手のライディング

3位の櫻井はまだ弱冠13歳のルーキー選手だが、メイクできる技数はベテランにも劣らず、また正確にメイクすることで得点を重ねた。

決勝1本目ではコースレイアウト上、セクションの間隔が狭くトリックを連続でメイクすることが難しい箇所で、「バックサイド・540」からの「360」を見事にメイクし会場を沸かせた。今後の活躍が期待されるスケーターの一人だ。

逆転優勝!全日本チャンピオンを下し「第1回マイナビスケートボード日本OPEN」注目のパーク種目 男子は永原悠路が初優勝
3位になった櫻井選手のライディング

優勝者コメント

逆転優勝!全日本チャンピオンを下し「第1回マイナビスケートボード日本OPEN」注目のパーク種目 男子は永原悠路が初優勝
取材陣の質問に答える永原選手

永原悠路(ナガハラ・ユウロ)
「自分のやりたいことが全てメイクできたランで、それが結果として優勝という形で終えることができてとても嬉しいです。練習からずっとサポートしてくださった皆様のおかげでとれた一位です。応援ありがとうございました!」

大会結果

逆転優勝!全日本チャンピオンを下し「第1回マイナビスケートボード日本OPEN」注目のパーク種目 男子は永原悠路が初優勝
左から笹岡、永原、櫻井の順

<男⼦>
優勝 永原 悠路 (ナガハラ・ユウロ) / 74.63pt
準優勝 笹岡 建介 (ササオカ・ケンスケ) / 71.33pt
第3位 櫻井 壱世 (サクライ・イッセイ) / 60.03pt 
第4位 志治 群青 (シジ・グンジョウ) / 59.57pt 
第5位 栗林 錬平 (クリバヤシ・レンペイ) / 58.90pt 
第6位 能勢 英汰 (ノセ・エイタ) / 57.87pt 
第7位 猪又 湊哉 (イノマタ・ソウヤ) / 55.70pt 
第8位 山本 琢翔 (ヤマモト・タクト) / 53.73pt

大会概要

⼤会名称 : 第1回 マイナビスケートボード日本OPEN
開催期間 : 2021年12月9日(土)~12日(日)- 4日間 –
大会会場:鵠沼海浜公園スケートパーク
主催:一般社団法人ワールドスケートジャパン(WSJ)
主管:ワールドスケートジャパン スケートボード委員会
特別協賛:株式会社マイナビ
協賛:NIKE SB、株式会社ムラサキスポーツ、株式会社ブルボン、株式会社ダスキン
後援:神奈川県藤沢市、一般社団法人日本スケートボード協会(AJSA)、一般社団法人日本スケートボーディング連盟(JSF)

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