【その他の写真:イメージ】
韓国の伝統衣装の方の「韓服」。髪を束ねて赤いチョゴリ(上衣)と青いチマ(スカート)を身にまとった聖母と赤子のイエスキリストが描かれている。片手に十字架のついたロザリオ(ロザリオと十字架を一緒にしている方も多いと思われるが、数珠上のチェーンの方がロザリオである)を握った聖母の腕にはイエスキリストが抱かれている。これまた、韓国様式で、虎巾(ホゴン。幼い男子用の韓国伝統の帽子)を被って、袖が縞になった韓服をきている。
この作品を誘致した委員会では「これから、この場所を通るたびに韓国に思いを馳せて、韓半島の平和を願ってもらえたら」と語る。
バチカン、教皇庁聖職者省長官には韓国人の枢密卿がいる。韓国人初の枢密卿だ。昨年5月に、フランシスコ教皇に作品の設置を提案した。韓国を訪れるほどわけへだてのない教皇は二つ返事で快諾。ちなみに彼は昨年、韓国初のカトリック司祭の聖像の設置も尽力している。
世界中が混乱している中でこそ、祈りに包まれているバチカンに韓国聖母が生まれたことに意味がある。それこそが平和の象徴といえるかもしれない。そう…あと何百年かしたら、マリア様もイエス様も、韓国人だったと改名される日が来るかもしれない。
【編集:fa】