本音で語る倉本聰のビートたけし評

高橋秀樹[放送作家/発達障害研究者]

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本音を言うのがより困難な時代になってしまった。反対派の意見を聞かな、い認めない。賛成でも耳をふさぐ。聞きたいものしか聞こえない。自分の意に反するものは叩く。このような状態は、少なくても民主主義の世の中ではない。
本音で語る倉本聰のビートたけし評
ところが最近、それに接した。3つの書籍から、3つの本音を見ることができた。

1つ目は、倉本聰 『ドラマへの遺言』 (新潮新書)である。

脚本家・倉本聰はビートたけしが嫌いだそうだ。倉本の脚本で2010年8月14日にTBSで放送されたドラマ『歸國(きこく)』で、たけしが主演を務めて以来らしい。役者としてのたけし、そして、フリージャーナリストであるたけしへの直言。これは倉本さんしか言えない。筆者はどう思うかといえば、コメディアンのビートたけしが好きだ。

2つ目が、サライ編集部インタビュー『昭和のテレビ王』 (小学館文庫)である。本書の中で萩本欽一に一章が割かれている。萩本欽一は、コント55号で、絶頂だった頃、『スター誕生(日本テレビ)』の司会の仕事を頼まれて面食らったのだという。

 萩本「だって、コメディアンに司会をやってくれっていうのは『あんたは面白くない』って言ってるのとおんなじだもん。これはコメディアンとして屈辱だと思ってずいぶん抵抗したよ」

けっきょく引き受けたのはご存知のとおりだ。ただ、萩本がやったのは笑える司会だった。筆者も思う。コメディアンに司会をやってくれっていうのはあんたは面白くないってことだ、と。今、

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