NHKは4日、再来春(2028年度前期)に放送されるの第118作目連続テレビ小説のタイトルが『ほんのモキチ』に決定し、ヒロインは河合優実(25)が務め、宮藤官九郎が執筆することを発表した。

 2013年上半期に放送された岩手県が舞台の『あまちゃん』を手掛けた宮藤。
地元の宮城の人から、宮城を舞台とした作品も作ってほしいとラブコールを受けたが、今作は山形が舞台に。宮藤は「(現地に)行ってみてわかったんですけど、ほとんど宮城なんです。宮城の人も宮城のドラマだと思ってみてくれると思うんですけど…」と話し、「東北の人は、茂吉さんのことはすごく理解できるし、『言わなくても汲み取ってくれ』という人が多かったり」と共感してもらえることを期待した。

 その後、「『あまちゃん』の時は月曜から土曜まででした。いつの間にか金曜日になっていて」と放送日について言及し、「『あまちゃん』の時もエピソードが入りきらなくて、想定したよりも物語が膨らんでいっちゃって」と回顧。今作については「展開に困ることは絶対にない」としつつも、どこを取り上げて作品に落とし込むかは悩んでいる様子を見せた。

 また、「めちゃめちゃ細かく日記が残っているんですね。妻とけんかしたということばっかですけど。ボリュームがすでにあるなと」と語り、「みなさんの1日の始まりに見るドラマとして、どういうふうに描こうかなと。それが楽しみです」と心を躍らせた。

 本作は、歌人で医師の斎藤茂吉とその妻・輝子(河合)の”最も不仲な夫婦”の物語を描く。1895(明治28)年、東京・青山で病院を営む杜紀一(もり・きいち)のもとに娘・テル子が誕生する。
紀一は病院の後継者となる婿を全国から募り、その中から山形県出身の秀才・モ吉を選ぶ。歌人を志しながら東京帝国大学医科大学へ進学した茂吉は、23歳でわずか9歳のテル子と入籍し、病院を継ぐことになる。

 やがて夫婦となった二人だったが、家事も育児も使用人任せのテル子と、そんな妻をたびたび叱責するモ吉はことごとく反りが合わず、絶え間ない夫婦喧嘩は病院中の名物となる。それでも二人は、関東大震災や病院の大火事、東京大空襲など激動の時代を共に生き抜いていく。

 しかし、長い年月を重ねても互いに歩み寄ることはなく、それぞれが自分の信念を貫き続ける。なぜ二人は離婚せず、40年以上も連れ添ったのか。戦時中ですら本音をぶつけ合いながら生きる夫婦の姿を、ユーモアと爽快感を交えて描く。

 連続テレビ小説は、見上愛&上坂樹里がW主演を務める『風、薫る』が放送中。今秋(2026年後期)には石橋静河主演の『ブラッサム』、来春(2027年度前期)には森田望智主演の『巡(まわ)るスワン』が放送される。来秋(2027年後期)放送の第117作目は未発表。
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